タンパク質を賢く摂取しよう!ビタミンやミネラルにも注目
YOLO 編集部
- 2023年11月07日
タンパク質は、筋肉や内臓、血液、髪、ツメ、酵素やホルモンの材料など、体の組織の材料になるだけではなく、体を動かす際のエネルギー源としても使われる大切な栄養素です。
不足すれば筋肉の量が減るだけではなく、肌荒れ、薄毛など、美容に関するトラブルも発生するリスクが高まってしまいます。
タンパク質の1日の摂取量の目安は、一般の人であれば体重1kgあたり1g、ランニングなどの運動を定期的に行っている人であれば体重1kgあたり1.2~1.5g、フルマラソンなどのハードな運動をした時には、体重1kgあたり1.7~2gと言われています。
たとえば、体重50kgのランニングなどの運動を定期的に行っている人であれば、1日に必要なタンパク質は75g。その量をすべて卵で摂るとすると、卵1個のタンパク質は約6gなので、12~13個は食べなくてはならないことになります。また、100gあたりのタンパク質量が約23gの豚ヒレ肉だけでと摂るなら、約300gを食べる必要があります。
タンパク質を多く含む食品の代表選手は、肉・魚・卵・大豆製品、牛乳やヨーグルトなどの乳製品。ただし、タンパク質の多い食品は脂質も多く含むものが多いということが問題となってきます。つまり、摂り過ぎは体脂肪・体重増加につながってしまうのです……。
羊肉はスーパーフード!
ここで注目したいのが「羊肉」です。赤身の部分は高タンパク、低脂質。さらに脂身を取り除くことで量を食べてもカロリーは抑えられるのです。そして、ランナーや女性にうれしいもう一つのポイントが、貧血予防に欠かせない鉄・ビタミンB6・B12、筋肉の修復を促す亜鉛が豊富というところ。
さらに、脂質を燃焼させるときに欠かせないビタミンB2やLカルニチンが豊富。脂質は、融点が高いため体に蓄積されにくいと考えられており、悪玉コレステロールを減らすオレイン酸が主成分と、まさにスーパーフードと言える食品なのです。
さらに馬肉もスーパーフード!
もうひとつの馬肉も、羊肉に負けず劣らずのスーパーフードと言えます。
とくに、鉄が多いのが特徴で、その含有量は、鉄が多いといわれる牛ヒレ肉の約1.7倍!! 亜鉛も比較的多いので、筋肉の修復・ケガをした時などにもおすすめ。脂質もほかの肉類と比べると少ない上、血液サラサラ効果を持つリノール酸、α-リノレン酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸(必須脂肪酸)が多く豊富に含まれているため、美容効果も高い究極のヘルシーミートと言えるのです。
- Brand :
- YOLO
- Credit :
-
ライター:楠田圭子(RUNNING Style)
出典元:RUNNING Style Vol.91「ランナーの新常識」
監修:篠原絵里佳(管理栄養士)
Share
Profile
フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。