時差ボケがつらいときの対処法
YOLO 編集部
- 2023年12月28日
時差によってヨガポーズを使い分ける
ハワイやヨーロッパに旅するとなると、夜出発して、朝到着することが多くなります。機内ではぐっすり眠れず、到着した日は途中でウトウト。そのまま眠ってしまうと、夜中に起きてしまうことに。いわゆる時差ボケの状態です。
こんな時はどうしたらいいか、旅&ヨガの達人に聞きました。
まずは朝現地に着いたら、アクティブなビンヤサ系ヨガで体を動かし、その後シャヴァーサナのまま15分ほど寝てしまうこと。体と心をリセットしてから一日をスタートすると、夜まで活動できて時差に順応しやすくなるのです。
反対に、夜現地に到着し眠れない時や、旅の中の忙しいスケジュールで疲れた夜。そんな日は、リラックス系のポーズで睡眠の準備。ホテルの部屋が広くなくても、ベッドの枕側の壁を使ってできる「ゆっくり体の緊張をほどく」ポーズをご紹介します。
ホテルの壁を使って簡単ヨガ
壁を使って簡単にできるお休みのヨガをして、体の疲れや緊張を解いてあげましょう。最初と最後は基本ポーズでリセットします。また、生理中は逆転のポーズは控えてくださいね。
【基本ポーズ】
床にマットを敷いても、ベッドの枕側でもOK。坐骨が壁にピタッとつくように仰向けになりましょう。ヒザを緩めてリラックスします。この基本ポーズから、下記の各ポーズに移行します。
1.ヒザを曲げ両脚をそろえたまま右側へ倒す。床に着いたら力を抜く。お腹を緩めて呼吸すれば、内臓も刺激されて◎。反対側も同様に行う。
2.ヒザを伸ばしたまま、両脚をそろえて右側に倒す。カカトが床に着いたらお腹も足もリラックス。苦しくない程度にツイスト。反対側も同様に行う。
3.ヒザを伸ばしたまま、左脚はまっすぐ上に伸ばしたまま、右脚のみ床に下ろす。このまま3分ほど保持。一度右脚を上げ、基本ポーズに戻ってから同様に左脚も行う。
4.スネをクロスしてあぐらを組み、力を抜く。3分ほどキープしたら、一度基本ポーズに戻り、左右の脚を組み換えて同様に。
5.足裏を合わせ、股関節を開いて合せきのポーズ。お腹を緩めて呼吸。重力に任せると、少しずつ体の力が抜けていく。
6.壁を足でかけ上がるようにしてお尻を持ち上げ、腰のあたりを手で支える。脚は肩幅程度に開き、ヒザを曲げて肩立ちになる。つま先も立ててみて。
7.ヒザを伸ばしたまま大きく開脚。緩やかに開ける範囲でOK。リラックスするためのポーズなので、頑張りすぎないことがポイント。
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ライター:幸雅子
出典:『Yogini』vol.47/「新・用具通信」
教えてくれた人:ケン・ハラクマ先生/インターナショナルヨガセンター・アシュタンガヨガジャパン主宰。さまざまなヨガの実践を経験後、インドのマイソールに渡り、S.K.パタビジョイス氏より直接指導を受け、’03年日本人初のアシュタンガヨガの正式指導資格を取得。著書多数。
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