美しい作法を身につけよう! 旅先でも使えるスマートな靴の脱ぎ方
YOLO 編集部
- 2024年07月15日
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日本ならではの悩み?靴をスマートに脱ぐ方法
夏休みには旅館に泊まったり、親戚の家を訪れたり、同窓会などで大人数で集まったりと、人のお宅を訪れたり、お座敷に上がる機会が多いかもしれません。人前で靴を脱ぐシーンは、海外にはあまりない、日本ならではの所作ですね。和装とは違い、洋装はもともと靴を脱ぐことを想定していないもの。そのギャップから、何げない動作でも意外に目についてしまいます。女性のたしなみが玄関先で差がつく、と言えるかもしれません!
「後ろ向きで靴を脱いでそのまま」は勘違いマナー
靴の脱ぎ方に対する日本独特の作法は、相手に対する気遣いと美しさがあり、一連の動きがスムーズにできると、とってもスマート!訪問して最初の所作となる靴の脱ぎ方は、相手の印象に残りやすいので、美しい作法を身につけておきたいですね。
よくあるシーンとしては、お座敷での食事。同席している人を待たせないように焦ると見苦しいし、緊張してしまいます!和風の玄関に上がる踏み込みで、靴を脱ぐ際のありがちな間違いは、後ろ向きで靴を脱いで、そのまま上がるパターンです。これだと、店の人にお尻や背中を向けることになり、無礼になります。
反対に、上がり先に人がいないお店の小上がりなど、上がり框(かまち)の高い座敷で靴を脱ぐ場合は、後ろを向いて脱いでもかまいません。靴をそろえるために小上がりの上でかがむと、お尻を突き出す格好になり、そのほうが品がなく映るからです。つまり相手になるべくお尻を見せない、と覚えておきましょう。靴を脱ぐ動作一つでも、その場に応じた心遣いが大切なんですね。
スマートな靴の脱ぎ方
1. 玄関から入ったら、そのまま前向きで靴を脱いで上がる。
2. 宿やお店、家人に対してなるべくお尻を向けないように注意しながら、少し斜め向きになってヒザをついてかがむ。
3. つま先が外側を向くように靴の向きを変え、下座のほう(家の人が立っている場所から遠いほうの玄関の端、またはシューズボックス側)に寄せて置く。
ちなみに旅館で靴番がいる場合は、無理に靴をそろえないこと。脱いだ靴は靴番におまかせするほうが、場慣れして見えるそうですよ。実は旅館では、玄関をくぐって最初の10分間で客の質を読み取るとか!靴番とのやり取りもスマートに行いたいところですね。
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ライター:幸 雅子
出典:出典:『これが正解! 正解のない大人のマナー集』
監修:福島由美(イメージコンサルティングサロン ユミ代表 イメージコンサルタント・人財育成トレーナー・司会)
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