トレーニングするなら知っておきたい!筋肉と腸の深~い関係性
YOLO 編集部
- 2024年08月01日
筋肉がつきすぎると、腸内環境に影響する⁉
筋トレを習慣にできた。でも、何だかお腹の調子がいつも優れない。それって関係あるのでしょうか?そんな時、思い出してほしいことがあります。筋肉は腸とつながり、腸は脳とつながっているのです。
腸内環境が悪く、お腹の調子が悪いということは、栄養が体に上手に吸収されていないということ。そうなれば、結局体に栄養が行かず、筋肉をつけることもできなくなってしまいます。
筋肉はタンパク質でできていますが、悪玉菌のエサもまたタンパク質(ちなみに善玉菌のエサは炭水化物と食物繊維)。そこで筋トレしすぎたり、筋肉がつきすぎると、体内のタンパク質が増えて、悪玉菌のエサが増えることに。そのため腸内細菌が偏ってしまいます。筋肉を鍛えることをしている人は、善玉菌のエサもきちんと摂らないと、腸内環境が悪くなり、うつ病を引き起こしたりする可能性があることを忘れてはいけません。
腸内環境を整えるためには食事を見直す
腸は、全部合わせると9mほどになりますが、それをいい状態に保てないと筋肉もいい状態になリません。タンパク質という悪玉菌のエサが多くなると、中立な立場にいる日和見(ひよりみ)菌も悪玉菌の味方になってしまいます。
筋肉を鍛えているのになかなか太くならない、体が冷えているという人は、動かし方が悪いのではなく、腸内環境が悪すぎるのかもしれません。それには食事を見直す必要があります。
普段の生活から野菜、果物、ヨーグルト、海藻、きのこ類などをまんべんなく摂りたいもの。筋肉を増やしたいから、肉だけ食べていればいいというわけではないのです!人の体に存在する菌は、重さにすると2㎏以上、大腸だけで1~1.5kgにもなるそうです。この腸内細菌が、美や健康はもちろん、寿命までもコントロールしているのです!
また現在は、脳科学の知見によって、「心」は「脳」に宿るという考え方が主流になりつつあります。でも、もし心臓に心があるというなら、当然、その根源である腸にも心があるということになります。「腸が心の起源である」という考え方もあるそうです。そして腸を若返らせることで、抗老化にもつながるとか。ぜひ筋トレとセットで、腸のこと考えてみてください。
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ライター:幸 雅子
出典:『Yogini vol.58』「筋肉についていろいろ知っておきたいこと」
監修:山坂元一(ストレングス&コンディショニングトレーナー。株式会社VIDO代表取締役。アメリカの最新情報を加えた独自の理論を展開)
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