よく耳にする「自律神経」って何?交感神経と副交感神経とは?
YOLO 編集部
- 2024年08月13日
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体をつかさどる「勝手に働いてくれる」神経
本やサイトはもちろん、会話の中でもちょくちょく出てくる言葉「自律神経」。知ってるつもりで聞いているけれど、説明するのって意外に難しいですよね。トレーニングをするなら知っておきたい、この言葉。わかりやすく説明します。
自律神経は、その名の通り、自分で自分をコントロールして働く神経。意思とは関係なく、常に働いています。
自律神経には2種類あり、一つが交感神経、もう一つは副交感神経です。この二つが交互に表に出てくる(優位になる)ことで、心身の働きをコントロールしています。二つは、こんな心身の作用をつかさどっています。
【交感神経優位】
・闘う/興奮/緊張/頑張る
・起きる/覚醒
・血管の収縮
・瞳孔が開く
・唾液が減る
・心拍数が増える
・胃腸の働きが抑制
・膀胱が弛緩
・汗が出る
【副交感神経優位】
・休む/落ち着く/弛緩/リラックス
・寝る
・血管が拡張
・瞳孔が閉じる
・唾液が増える
・心拍数が減る
・胃腸が活発に働く
・膀胱が収縮する
この二つは、片方が優位になれば、片方の働きは落ち着くという関係にあります。そして大前提として、起きている時は交感神経が優位で、寝ている時は副交感神経が優位になっています。
また、頑張って何かをし続けている時はトイレに行く回数が減りますが、これは交感神経が優位なっているから。食事をした後に眠くなるのは、胃腸が働くために副交感神経が優位になるから。そんな風に、交感神経と副交感神経は交互に、TPOに合わせて作用しています。そして、このそれぞれが優位になっている時間が、どちらかに偏っていないバランスになっていれば、体は健康を保っています。
逆の言い方をすると、自律神経は体を健康に保つために、バランスを取ってスイッチを切り替えているのです。
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ライター:豊田紗江
出典:『Yogini』Vol.60/「免疫・代謝・自律神経について知っておくべき基礎知識」
監修:石井正則/JCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科診療部長。医学博士。スタジオ・ヨギー公認インストラクター。著書に『医者がすすめる 心と体に効くヨガの処方箋』など。
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