ジャンクな食べ物に惹かれるのには原因が…もしかすると心の疲れかも??
YOLO 編集部
- 2024年08月29日
体と心は一緒だから体に聞いてみる
心はいろいろなものを抱えています。でも、嘘をつくのも得意。だから、疲れていても平気な顔をして過ごすことを選択したりします。疲れているというのは、肉体疲労もそうだし、精神疲労もそう。誰かとの関係性で悩んでいるのに、平然としている人が、突然泣き出したりするの、ドラマなどでもよく見かけますよね。
そんなギリギリまで心が追い込まれないようにするには、体をよく観察することです。体と心は一緒だから、心を映してくれるんです。しかも、体はとても正直。隠そうにも隠せないのです。
じゃあ、体の何を見たら、心がわかるのでしょうか?
それが、食事。姿勢や呼吸もわかりやすいのですが、これまでの積み重ねで、常態になってしまっていると、なかなか発見しづらいのです。それに対し、食事、つまり食欲や食事の好みなどは、そのたびごとに如実に現れます。だから、食事をしっかりと確認するのがいいのです。
もし、あなたがジャンクばかり欲しがっているのなら、確実に心が疲れています。シンプルなものでは、心を満たすことができず、ごちゃごちゃしたもの、コントラストの濃いものを欲しがるのが、疲れている時にありがちなパターン。しかも、満腹になっても飽き足らず、食に執着してしまったりすることも…。
今は秋。だから、たくさんいろいろなものを食べたい時期になっています。とはいえ、その食べたい欲求の根本が、満たされない心だとしたら、早急な対応が必要です。
疲れた心に作用するマインドフルな食事
心当たりがある人は、食事の取り方から、まず変えてみましょう。やることは簡単です。食事の時間を贅沢に、シンプルな食だけにする、ということ。
たとえば、テレビを消す、スマホは遠ざける、音楽もかけないなど、食事と関係ないものは、すべて身の回りから遠ざけます。
次に、食事は、おにぎりとか簡単なものでもいいので、いろいろなものを用意せず、少なめのメニューにします。味つけなんかはむしろシンプルに。塩おにぎりなんていいかもしれません。
そうしたら、その一つひとつを食べていきます。それこそ、その食べ物だけに意識を注いで。
・手の感触
・香り
・ひと口触れた時の食感
・噛み締めた時の味
・何度も噛んでいる時の味わい
・飲み込む時ののど越しと味
・・・
そうやって、一つひとつに意識を注いで食事をすると、ジャンクなものを食べなくても、十分に味わい深い食事、印象深い味を感じることができるのです。ゆっくり食べることになるので、呼吸も落ち着いて、気持ちも安定してきます。
それを続けていると、ジャンクなものを食べることが必要なくなり、体にいいものだけがほしくなります。それはつまり、心が、自分に優しいものを欲しているということ。
何だか煙に巻かれたような話ですが、続けているとわかります。ぜひ、マインドフルな食事、試してみてください。
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ライター:豊田紗江
出典:『Yogini』 Vol.45 「マインドフルネス瞑想にチャレンジしてみた」
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