入眠から90分がアンチエイジングのゴールデンタイム
YOLO 編集部
- 2019年07月20日
エステティシャン・鍼灸師として豊富な経験を持つ森田真理先生。女性ホルモン研究家でもあり、不妊や産前・産後ケア、生理トラブル、更年期障害といった女性特有の症状に特化して治療をされています。今回は、睡眠中に分泌される成長ホルモンについてうかがいました。
成長ホルモンの分泌が若さを保つ
育ち盛りの子どもにとって大切という印象がある成長ホルモンですが、「大人になっても分泌していますね」と真理先生。
「成長ホルモンを分泌するのは、幼少期の子どもや若者だけではありません。量が減るとはいえ、老人になっても分泌しています。大人の成長ホルモンには、細胞の修復や新陳代謝を促進したり、皮膚の柔軟性をアップさせたりと、アンチエイジングの作用がありますね」
大人になっても若々しさを保つためには、成長ホルモンが必要なのです。
成長ホルモンの確保は、寝入りばなが勝負!
「この成長ホルモンが分泌するタイミングとしてとても重要なのが、眠りの最初の90分ですね。この時間帯に深く眠ると、成長ホルモンの80%近くを確保できると言われています。その後の睡眠では眠りの深さが浅くなって、明け方になると脳が覚醒の準備を始めてしまうので、成長ホルモンの分泌が少なくなってしまうんですね」
入眠から最初の90分は、ノンレム睡眠という深い眠りの時間帯。
「だから眠る前にスマホを見ていると、非常にもったいない」
スマホのブルーライトで目が覚めた状態のまま寝床に入ると、よく眠れなくなってしまうのです。
「徹夜で何か作業していて、明け方寝ちゃうのももったいないですね。だったら先に寝て、明け方の3時・4時に起きて作業したほうがまだ効率がいいのかな、と思います」
夜寝て朝起きるという当たり前のリズムを崩さないことが、成長ホルモンの分泌には大切になってくるようです。
ライター:沢田聡子
監修:森田真理/Mari鍼灸Salonオーナー。痩身・美容鍼灸家として人気が高い。オリジナルブランド「ぎんざ美人灸」を持つ。
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