自分でも気づかぬうちに「頑張りクマ」ができてる疲労顔…そんな状況から抜け出すには?
YOLO 編集部
- 2019年08月09日
エステティシャン・鍼灸師として豊富な経験を持つ森田真理先生。女性ホルモン研究家でもあり、不妊や産前・産後ケア、生理トラブル、更年期障害といった女性特有の症状に特化して治療をされています。
今回は、仕事が忙しく睡眠時間も不規則、という場合のお話です。
目の前にトラがいるような状態
激務をこなし、就寝・起床時間も日によってバラバラ…。真理先生にそんなライフスタイルについて聞いてみたところ、信頼する本『医者も知らないホルモン・バランス』を参考に、お話していただきました。
「ビジネスパーソンは、常に活動モードが続いていますよね。そうするとアドレナリンが分泌しているので、交感神経がどんどん高まる。これはまさに“闘争か逃避”で、目の前に恐ろしい牙を持ったトラが出てきているような状態です」
「アドレナリンが出ているのに“闘争・逃避のどちらも解決にならない”という判断が下ると、矛盾する指令によって体が混乱してしまうんですね。この混乱が、病気や疲れの原因になったりするようです」
人間は休息が必要
「不規則なスケジューリングなどで大量にアドレナリンを分泌させないといけない時は、集中力が高まったり頭が冴えたりして、エネルギッシュになります。でも、アドレナリンは常に利用するべきホルモンではない。本来、分泌するべきなのは緊急時、火事場の馬鹿力が必要な時だけなんですよ」
「エネルギーを短時間で爆発させるためのホルモンなので、ずっとアドレナリンに頼りっぱなしになると、次第に副腎疲労を起こしてしまうんです」
こうなってしまう方は、仕事が忙しすぎるんでしょうか?
「そうですね、あとは仕事が好きな、いわゆる“ワーカホリック”の方。本当に好きだったら夢中になってしまうのかもしれませんけど、やっぱり人間ですから、休む時間も必要です。それが基本の状態になってしまうとよくない」
どんなに仕事が好きでも、健康のために、オフの時間は必須。休むからこそ、次のパワーも出てくるということをキモに銘じましょう。
ライター:沢田聡子
参考文献:『医者も知らないホルモン・バランス』(ジョン・R・リー著、今村光一原訳、中央アート出版社刊)
監修:森田真理/Mari鍼灸Salonオーナー。痩身・美容鍼灸家として人気が高い。オリジナルブランド「ぎんざ美人灸」を持つ。
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