女性にうれしい造血&冷え取り、デトックスまで望めるお惣菜【kumakoの美容薬膳】
YOLO 編集部
- 2019年04月12日
こんにちは、kumakoこと、熊澤枝里子です。モデルとして活動する傍ら、薬膳の資格、そしてピラティスの資格を生かし、心も体も健康で健全な毎日を送れるよう心がけています。
「美容薬膳」レシピの連載第2回は、特に女性にうれしい効能があるものをご紹介します。
Index
女性にとっての春
春のはじめに特に気をつけたいこと。それは『血の量を増やすこと、血の巡りをよくすること』です。今回は、その効能を持っているものをご紹介します。
まずは、春の旬な食材、菜の花。
菜の花は
●血の巡りをよくしてくれる作用
●解毒作用
があります。
そして産後の回復にもいいと言われています。
冬の冬眠時期にため込んだ余分なものをデトックスしながら、血の巡りをよくする。まさに春にうってつけな食材なんです。
今回はシンプルに“ド定番”の「菜の花のおひたし」にしてみました。
おひたしは定番なので、それぞれみなさん味つけの好みで違いがあると思いますが、私は少し甘めが好きなので、みりんとともに、ほんの少しだけ砂糖を加えています。
砂糖の上手な使い方
ちなみに私がいつも使っている砂糖は、きび糖。味が優しく、甘さもほのかなので、甘くなりすぎないのもいいのです。
中医学的には、砂糖にも体を温めるランキングがあります。
黒砂糖>白砂糖>きび糖
特に体を温めたい時は黒砂糖を使うと、より温まりますよ。
春のワイルドパワー「よもぎ」
もう一つご紹介するのは、旬でありながらとても効能が高い食材、「よもぎ」です。
子どものころ田舎に住んでいた時には、家の裏の山からよもぎをたくさん摘んできて、母によもぎ餅やよもぎ天ぷらにしてもらったものです。
今回もよもぎを摘んできたかったのですが、さすがに都会でそのまま食べられそうなよもぎを摘んでくるのは簡単ではなくて…ごめんなさい、パックのお茶でのご紹介です!
もし、よもぎが身近で手に入る方は、よもぎを乾燥させて炒った後、お茶として飲んでみて下さい。より自然のワイルドなパワーを吸収できると思います。
造血、そして冷え取り、デトックス
よもぎは
●造血
●デトックス
●冷え取り
●胃の調子を整える
●疲労回復
●安眠、リラックス
などうれしい効能がたくさんあります。
特に女性に有り難いのは、造血作用と冷えを取る効果。この二つがあることで生理不順にも効き、美容にも効果があります。
もちろん女性のみならず、冬の寒さが残る春の初めに体を冷やさないこと、血をたくさん作り、巡らせることが大事。春は眠りが浅くなりやすい季節でもあるので、安眠効果があるのもうれしいですね。
巷でスーパーフードというものが流行っていますが、まさによもぎは
日本が古くから誇るスーパーフードです。
【菜の花のおひたし】
菜の花・・・1束
かつお節・・・適量
(調味料)
醤油・・・大さじ1
みりん・・・大さじ1
砂糖・・・ひとつまみ
だし汁・・・100ml
(ゆでる用)
塩・・・ひとつまみ
①沸騰した湯に塩をひとつまみ加え、菜の花を、切らずに茎から先に入れて1分、穂先を入れて、さらに30秒ゆでる。
②ザルに上げ、冷水に取って冷ます。冷めたら絞って、3〜5cmくらいに切る。
③ ②に混ぜ合わせた調味料を浸し入れ、冷蔵庫で10分ほど寝かせる。器に盛りつけ、かつお節をまぶして、完成。
【よもぎ茶】
よもぎ茶ティーパック・・・1包
お湯・・・ティーカップか急須分
お好みの濃さでティーパックを取り出す。浸しすぎるとえぐみが出るので、浅めのほうが飲みやすいです。
春の今時期にぴったりな「菜の花」と「よもぎ」、ぜひ試してみて下さいね!
連載第1回「カブのスープ&ふりかけ」
https://yolo.style/fo_or190405_005/
ライター&レシピ
熊澤枝里子
モデル/美容薬膳家/pilates instructor。
国際中医薬膳師の資格を持つ。モデルとして15年活動する中で、心身ともにいいコンディションを保つには「本質が大事」だということに気づき、『身体の中からも外からも健康的に美しく』をモットーにしている。
写真=樋口勇一郎
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