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呼吸の「マウンテンゴリラ化」が原因!? イライラを抑えるお手軽な方法とは

敵を威嚇しているような呼吸

日々トレーニングで体を動かしているのに、なぜか眠りが浅かったり、食事にも気をつけているのに体の重さが抜けなかったり、何だか気分が優れなかったり。ひょっとしたらその不調は、呼吸の「マウンテンゴリラ化」からきているかもしれません。

マウンテンゴリラ化している呼吸とは、マウンテンゴリラが敵を威嚇する時に行う胸式呼吸のこと。肩が上下し、呼吸が浅く、速くなる傾向にあります。「え? 私はマウンテンゴリラみたいな呼吸なんかしてないわよ」と思うかもしれませんが、ちょっと自分の呼吸を観察してみて下さい。

マウンテンゴリラは言いすぎとしても、軽く肩が上下していたり、呼吸が浅かったりしていませんか? 本来、このような胸式呼吸は交感神経が優位になり、緊張していたり興奮していたりする時の呼吸です。その呼吸が日常になっているということは、副交感神経が優位になっている時間、つまりリラックスしている時間が少ないということ。この状態が続くと自律神経のバランスが崩れ、検査をしても原因がはっきりしない体の不調が現れていたり、気持ちがふさいでいる状態が続いて、心を病んでしまったりすることもあるのです。

オススメは優しい腹式呼吸

ではここで、腹式呼吸を試してみましょう。両手をお腹に軽く当て、お腹をふくらませるようにゆったりと息を吸い込み、できるだけゆったりと吐き出していきます。お腹がふくらんだり薄くなったりする動きを手のひらで感じながら、無理ない程度に優しい呼吸を繰り返していきます。

胸式呼吸に慣れている人は、最初のうちはお腹がうまくふくらまなかったり、呼吸が苦しくなるような感じを抱くかもしれません。でも、少しずつ腹式呼吸に慣れてくると、呼吸がゆったりするだけでなく、余分な緊張が抜けて気持ちが穏やかになっていくのを感じてくるはずです。そして、その心地よさを味わえるようになれば、日常生活でも腹式呼吸ができるようになるでしょう。

腹式呼吸は、イライラしている時や不安を感じている時、なかなか眠れない時にもおすすめです!

ライター:平地紘子
出典:Yogini・vol47/「ヨガ=気持ちいい」を科学的に考えてみると?」
監修:石井正則(JCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科部長)

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