Health & Beauty

見られるからきれいになる【サンバダンサー工藤めぐみさん・太陽美の手に入れ方】②

小麦色の肌にしなやかなボディを細やかに動かし、つややかな髪をなびかせて踊る姿は女性が見てもセクシー!サンバダンサーの工藤めぐみさんの美の秘訣を探るインタビューの2回目。

工藤さんは大きな瞳に映える、華やかな小麦色の肌が印象的。学生時代にエステティシャンの資格を所得していて、その美容の知識は本物です。美容的には、肌の日焼けはNGなのでは?爽やかな美しさの裏には、プロとしての「見せる美」のセオリーがありました。

魅せる日焼け肌は“作る”
全身を徹底保湿

「実は、もともと色白肌なんです。サンバのために肌を焼いているんですが、キープするのが結構大変で。ブラジルの現地では浜辺で焼いて、日本に戻ったら日焼けサロンに通っているんです。本当は、日焼けって絶対に肌によくないのですが…。日焼けすることを選んだからこそ、人の何倍も気を遣うようになりました」

日焼け肌はどうしても乾燥します。肌対策は、アイテム選びよりも、頻度が重要と工藤さん。

「スキンケアはとにかく、一にも二にも保湿です!塗って塗って…を毎日繰り返してます。お風呂上りは化粧水をおしみなく塗って、オイルでその水分を閉じ込めて。日中も、乾燥を感じたら常に保湿するようにしてるんですよ。スキンケアは全身気遣うようにしています。『あの人、お腹がガサガサやん』って言われてら悲しいですから!」

でも、美容に詳しいなら、どんなにスキンケアをしても肌ダメージのリスクが高いのは知っているはず。ファンデーションを塗っては?という問いに、柔和だった表情が一瞬でプロとしての顔に変わりました。

「手作業で作ってもらった大切な衣装を、ファンデーションなどで汚したくないのもあるんですけど…。仕事柄、見られることが当たり前。見られる仕事を選んだからには、美しくあるべきだと思っているんです。【サンバのプロ】として、どう美しくあるべきかいつも考えています。肌の色やケアも、その一つなんです」

と言い切ります。

「でも無理にやっているということは全然なくて。見られることで逆にきれいでいられるということもあると思うんです」


見られることの磨かれる
本来持つ美のスイッチ

工藤さんは、サンバを始める女性がきれいになる場面を何度も見てきたそう。

「生徒さんでも、サンバを始めて『美人やね』って言われるくらいに変わる方がとても多いんです。それは、見られるという意識が人を変えてくれるからだと思うんです」

「私は、教室に通ってくれているママさんの生徒さんにも“○○ちゃんのママ”って言わずに、ちゃんと名前で呼ぶようにしているんです。女性にはママであったり、妻であったり、いくつも“役割”を持っている人も多い。普段はその役割を頑張っている方でも、ある一面で女性として見てもらいたいところもあると思うんです。名前で呼ばれるのは、その人を一人の女性として見ているサイン。見られているという意識があるだけで、自然にきれいになっていくんやと思います」

露出の多いセクシーな衣装も、女性らしさをアピールする動きも、一つのきっかけ。工藤さんは、サンバがその人が持っている本来の美しさを引き出すと言います。

「もちろん、運動量が格段に増えて体が筋肉で締まってくることや、汗をかいて老廃物を出すというような、身体的に美しくなっていくのが目に見えてわかるのもあると思います。でも、サンバってとても“野生的”だから、決して上辺の美しさだけじゃないんです。リズムに合わせて踊るうちに、本当にみんなキラキラしてきて、いつも感動させられるんです。どんどんきれいになっていく姿をみているとすごいなって思います」

第3回へ続く。

【配信予定】
第1回:笑顔が意識も変えてくれる
第2回:見られるからきれいになる
第3回:スタイルキープは体重計より鏡
第4回:本当の美しさは自分の中に
第5回:サンバで変われる、キラキラできる理由

取材・文=佐倉 光 写真=樋口勇一郎

【プロフィール】
工藤めぐみさん/サンバダンサー
9歳の時、クラシックバレエとサンバを始め、19歳で単身リオデジャネイロにサンバ留学。現地サンバチームのオーディションに合格し、リオのカーニバルに出場。伝統的なカーニバルチーム「G.R.E.S. Academicos do Salgueiro(サルゲイロ)」の花形ダンサー「パシスタ」に選ばれ、日本人パシスタとしてはじめてSALGUEIROチーム優勝に貢献する。以来、日本人トップダンサーとして日伯を行きし国際的に活躍。リオデジャネイロ・オリンピックの開会式、閉会式にも参加する。帰国時には、数々のショーやイベントに出演する他、地元神戸では後進の指導にもあたっている。

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