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「誰かのせい」にしたくなったら読む、老子の言葉10

2017/05/12

人の生き方の原点を示しているともいわれている、春秋戦国時代(中国)の哲学者「老子」の言葉。紀元前から今もなお語り継がれるその言葉は、現代を生きる私達に“忘れてはならない大切なこと”を教えてくれています。

今回は、つい「誰かのせい」にしたくなってしまった時に読みたい、老子の言葉10撰をお届けします。

 

1【その身を外にして、身存す】
自分本位になってしまうと、誰からも大切にしてもらえなくなる。逆に、自分のことは考えず、相手を優先している人は、かえってその身を重んじられる。

2【爪先立つ者は立たず、自ら矜(ほこ)る者は長からず。】
無理につま先で立ってまで自分を大きく見せようとする人は、バランスを崩して挫折する。己の器を知り、謙虚に振る舞うべき。

3【怨みに報いるに徳を以てす。】
相手から嫌な仕打ちを受けたからといって、同じようにやり返していては、憎しみは増すばかり。
怨むのではなく、温かく穏やかに接することこそ、人の道というもの。

4【人に与えて、己いよいよ多し。】
豊かな人間になる一番の道は、他人への奉仕をすること。呼吸する時に、息を吐いてから吸うのと同じように、何かを得ようとするならば、まずは自分から出さなければならない。

5【愛して、身をもって天下となす】
人として生まれてきたことは、それだけで十分、尊いこと。自分をもっともっと深く真剣に愛する思いが、人生を豊かにしてくれる。

6【善く敵に勝つ者は争わず。】
器が小さい人ほど、自分を大きく見せるために必死になり、人と争いたがる。人として器の大きい人は、柔軟性に富んでいるから、人と争わず謙虚でいられる。意図せずとも多くの人に慕われるため、結果的に戦に勝つ。

7【柔能く剛を制し、弱よく強を制す。】
風に吹かれる柳の葉は、一見すると細くヒョロヒョロとしていかにも弱そうに見えるが、決して折れることはない。柔軟性やしなやかさこそが、真の強さとなる。

8【人を知る者は智、自ら知る者は明なり。】
他人のことを良く知っているのは知恵のある人だが、自分自身を本当に分析できる人は、さらに知恵のある人といえる。自分自身を悪くしてしまう手ごわい相手は、自分自身の軟弱さなのだ。

9【その長ずる所を尊び、その短なる所を忘る。】
人はそれぞれ。足の速い人もいれば、絵が上手い人もいる。一人ひとり長所も短所もあるのだから、その人のいいところを大切にすること。

10【禍は福のよる所、福は禍の伏す所なり。】
不幸の中には幸福のきっかけが、幸福の中には不幸(災厄)の芽が潜んでいるもの。

書籍もたくさんあるので、気になったら読んでみては。

 

老子 (岩波文庫)

ライター:中村千春

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