ヨガインストラクターが実践する 月経時の快適な過ごし方
YOLO 編集部
- 2017年03月07日
Index
月経時はできるだけ無理をしない!
月経時の体調の変化は人それぞれ違いますが、多くは体がずーんと重くなって、憂鬱な気分。ゆったりした動きになり、可能なら動きたくない! なんて思いますよね。
それもそのはず。月経時は自律神経をつかさどる視床下部が、ホルモンの影響を受け、自律神経が乱れやすいからなんです。
こんな時は無理をしないのが懸命。
でも、「ちょっとは動いたらすっきりするかも!?」「できることなら、少し改善されたい!」って思いますよね。では、長年日々ヨガを継続しているインストラクター達はどうやって過ごしているのでしょうか?
女性インストラクターの月経時の過ごし方
一番は、やはり心の声を聞いて、休むべき時は、しっかり休む!ってこと。
体が「動きたくない!」「休みたい!」って思っている時は、素直に受け入れて、時間が許すなら、横になってちゃんと休んでいます。動きたい気持ちもわかりますが、無理は禁物!
もしも動けるなら、ストレッチ系の優しいヨガを実践します。月経時は、お腹や腰まわりを締めつけないように、足を胴体より上げるような逆転のポースは避けます。また、立って行う立位のポーズよりも、座ってできる座位のポーズを中心に行い、激しい動きは避け、リラックスを優先させます。中でも、「リストラティブヨガ」を実践しているインストラクターが多くいました。
リストラティブヨガって?
アメリカの医学博士ジュディー・レスター氏によって考案されたヨガ。プロップスと呼ばれるヨガ用補助器具(ブロック、毛布、クッション、ベルトなど)を使用して体をその補助器具に委ねるのが特徴で、無理のない姿勢で、ゆっくりとポーズを取ります(体を委ねます)。時には椅子や壁を使うことも。これが緊張の緩和、活力の回復へと導いてくれ、究極のリラックス効果があると言われているんです。
家にあるクッションやブランケットを使ってもできるので、自宅でも手軽にトライ可能。ただ、正しい補助器具の置き方や位置などを知っておくほうがいいので、一度はレッスンを受けに行くことがおすすめです。とろけるような時間を経験することもできますよ。
自分の体内で起こっていることを受け入れられれば、「仕方ないな〜」と納得することができます。そして、女性の性として備わった“生命を育む仕組み”を喜ぶことができるようになれば、きっと自分なりの月経時の過ごし方が見つかります。
ライター:北川彩
出典『Yogini』vol.56 「月経中ヨガとどう向き合うか」/「『ヨガが丸ごとわかる本』まだまだあるヨガの種類」
- Brand :
- YOLO
Share
Profile
フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。