【理学療法士が教える美トレ】もっとキレイで輝くカラダに!〜骨盤底筋群編〜
YOLO 編集部
- 2020年06月10日
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骨盤底筋群は女性の隠れた親友!
理学療法士の視点だからこそ紹介できる「美トレ」があります。日々の生活も、意識の仕方によっては、丸ごと美しくなるための運動に変わります! 今回は隠れた親友の「骨盤底筋群」の美容法。ぜひ試してみてください。
女性の美容と健康の要の一つだった!
女性が輝くための筋肉は何だか知っていますか? それは、骨盤の一番下をふさぐようにある筋肉「骨盤底筋群」。複数の筋肉から構成されていて、弾力性が高い〜〜言い換えれば、緩みやすくもある筋肉です。その「骨盤底筋群」こそ、女性にとってすごく大事な筋肉で、若い時から老後までの最強の味方なんです!
では、強い味方ってどんな風に? 本当にいろいろに関係しているのですが、骨盤底筋群が鍛えられていて、きちんと役割を果たしている時は、以下のようなことが得られていたり、予防できていたりしてます。
・美姿勢
・ウエストのくびれ
・生理痛や便秘の解消
・体温UP
・代謝UP
・きれいなお肌
・産前産後の骨盤まわりの安定
・sexのテクニック
・冷えやむくみの解消
・腰痛、膝痛、肩コリ解消
・心の安定
・腸内環境の改善
・尿失禁予防
・臓器脱(子宮脱・膀胱脱など)の予防
etc・・・
骨盤をふさぐ場所にある骨盤底筋群なのに、思いがけない不調の解消まであり、かつあらゆる年代の女性の美容と健康の要の一つなのです。
便秘や腸内デトックスなどお腹の調子をコントロール
骨盤底筋群は、骨盤の底で10程度の筋肉がハンモック状になってできています。役割は三つあり、1:内臓を支えること、2:深呼吸の補助、3:排尿・排便・会陰のコントロール です。
ところで、ここで質問!「より効果的な骨盤底筋群の使い方は次のうちどれ?」
1:おしっこを我慢する
2:うんちを我慢する
3:お尻をキュッと引き上げる
答えは、1。おしっこを我慢する力は、骨盤の前側と内側を一緒に動かし、排便を我慢する力は骨盤の後側と外側を一緒に動かす力。骨盤底筋群は、骨盤の前側と内側を動かす時に使われるんです。そう聞くと、どこの場所の話をしているか、だんだん体感できてきませんか?
そして、おしっこを我慢する力は、深い腹式呼吸を誘う力にもなります。腹式呼吸は腸マッサージ効果や腰痛予防効果があるので、骨盤底筋群を生活の中で使いこなしていくことが、便秘の解消や、腸内デトックスにひと役買うというわけです。
そんな骨盤底筋群ですが、女性は構造上とても緩みやすいのです。そして、緩んでしまうと、冒頭の「強い味方」としてラインアップされていたことの反対のことが、起こりやすくなってしまいます。考えただけで恐ろしいですよね…。
骨盤底筋群を鍛える日常トレーニング5選
筋肉なので、意識的に使うほど鍛えることができます。
【骨盤底筋群のトレーニング】
1:おしっこを止める
2:月経血をKeepする
3:お腹の急降下を少し我慢
4:おしっこを我慢しながらうんち
5:音を出さないでおならをする
1~5を試してみてください。その時、お尻の穴に力が入らずに、会陰のあたりが繊細に動いていれば、骨盤底筋群が使われている証拠。それが、もっと意識的に、かつ瞬時に明確に、腹式呼吸とともにできるようになるのが、鍛えられていることになります。
ライター:町田光明(理学療法士・ヨガ講師・健康運動指導士・介護予防運動指導員。芸能人からトップアスリート、障害者(児)まで全国で指導)
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