「哲学するカラダ」 カラダとココロはおなじもの
YOLO 編集部
- 2020年12月02日
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カラダが硬い人はココロも硬くなっている
カラダとココロはつながっている、とよく話に出ますが、カラダとココロは表現方法が違うだけで、やっぱり同じものだと思います。だから、つながっている、という言葉もちょっと違うかな。つながっている、というと離れることもあるわけなので。離れているように見えるのは、カラダのほうが表現する時間が一瞬速いのと、私達はココロのことを無視することができるから。気づかないフリができるからなんです。
仕事柄、たくさんの人の話を聞いてきましたが、ココロが頑なになっている人を見ると、肩が上がって、カラダそのものが硬くなっているようです。
例えば、スポーツ選手。昨日の成績が良くなかった翌日に、たまたまお話を聞く機会があった時なんて、もうカラダそのものがガチガチです。まだ緊張が残ってて、自分に対しての不甲斐なさみたいな気持ちが「こわばり」を作っています。そんな人はたいていココロも硬くなって、気持ちがその場にいないので、なかなか目も合いません。反対に、同じ状況でも、カラダから柔らかさが見える人は、立ち直りも早いようです。切り替え上手なのでしょう。長いリーグ戦を戦っているような場合は、どちらがいいかと考えたら、後者のほうが、少なくとも楽ですよね。そして、楽って前向きに進むには重要な要素だと思います。長いリーグ戦、人生もそうですよね。人生に勝敗はないですけど。
今だからこそ、アウターを鍛える人が増えている
カラダはココロを表しています。言葉は嘘をつくことができるので、ココロについて、いろいろな表現を用いて、今の状況を何とかポジティブにしようと努力できるのですが、カラダが物語ることまではごまかしが利きません。
多くの女性がトレーニングをし始めているのは、それが時代の空気感、そのものなんだなーと思います。女性も硬さのある強さが求められている時代ということ。今までは、インナーマッスル的な時代でした。芯の強さがあって、しっかりとした軸を作って、男性を巧みにコントロールしているような(多くの男性はそれに気づいてなかったみたいですが)。
でも今は、インナーだけではなくアウターマッスル的な強さも必要になってきたんでしょう。それは男性と正面から向き合う必要が出てきたから。いろいろな意味で、もう自分たちのことは自分たちで守ったほうが早そうだ…となってきたんでしょうね。だからこそ、アウターも鍛える。女として妻として母として、一人の人間として、内側も外側も適度な強さを持っていたい、って。
柔らかな強さが女性を幸せにする
ただ、それは柔らかな強さであってほしい。ガチガチなカラダを持っている人は、心もガチガチになっているから。二つは同じものだから、どちらかが変わると同調します。カラダとココロの柔軟性は一緒なんです。強いだけのカラダは鋭いけれど、反発力も高すぎて、受け入れるスペースを相手と分かち合えない。しなやかで柔らかいカラダは、包み込んでくれるような優しさを放ちます。それはココロの表れそのものなんです。
そして、受け入れることができるのは、女性性の特権です。もちろん男性的な大らかなGAIAのような包容力もありますが、目の前の人を抱き締めて受け入れ、溶かしてあげられるのは女性性に与えられた力です。それをうまく生かして、男性を巻き込みつつ使えた時、自分自身はもちろん、人類すべてが幸せを手に入れることができるはず。柔らかい体がその鍵なのは間違いありません。
ライター:Betty&Blue
本サイトにて毎週金曜日更新の占いを提供。スピリチュアルカウンセリング、ヒーリングマッサージ、ヒプノセラピーなどをパーソナルで行うかたわら、雑誌、書籍などに執筆。古事記など日本のスピリチュアルを学びながら、古代からのエネルギーを受け取り、さまざまな占いや真理を探る。数種類の組み合わせで独自の世界観を作るオラクルカードと、直感によって行うカードセッションは人気大。ヨガやアーユルヴェーダ、心理学をベースとした丁寧なカウンセリングも行う。
写真:istockphoto
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