自分の感覚と感情をより引き出して感性豊かに!「五感」を磨く方法
YOLO 編集部
- 2020年08月07日
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自分の感情、感じてる?
自分のことを話す時、感情や感覚について、どれぐらい言葉にしていますか?何かを説明して、とお願いすると、状況説明はたくさんできても、「どう思った」「どう感じた」ということについて話してくれる人はあまりいません。
社会人になると特に効率と結果が重視されるため、感情的になるなと言われたり、「あなたがどう思っていようと関係ない」というような言われ方をするなど、感情を表に出さないように注意されます。感情をコントロールしすぎて、「感じなくなっている」人が最近増えているようです。
怒りはあっていい感情
よくあるのが怒ってはいけない、と思っているケース。でも、喜怒哀楽という言葉があるぐらいで、人間らしさの中には怒りも当然あるのです。注意されるのは、怒りに振り回されてしまう人が多いから。怒っている自分を客観視している自分がいるなら、怒りを持つことに何の問題もないのです。
感情が揶揄されるのは、それが極端に出てしまうケースだから、コントロールできる自分を持つことが大事なのです。特に、AIが隣にいるような時代において、人間らしさとは瞬時に動いていく感覚や感情、感性を繊細に扱っているか、感じているかということ。だとしたら、黄色信号のうちに、自分の感情や感覚に繊細に気づくことから始めて、もっと感情や感性が豊かな人になっておくべきだと思いませんか。
五感を感じてみよう
自分の感情に触れる前に練習として、やっておきたいのが、今日のトピック。自分の五感に気づくことです。
五感とは、視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚。すべて情報を収集する器官ですが、視覚を使うことが多い私達は、他の感覚は意識しづらいこともあります。だからこそ、フォーカスを当てることで、自分自身の全部を内観することにつながります。
では、テストです。五感すべてについて、好きな感覚を20個書き出してください。そして、それに触れた時、どんな気持ちになるか、まで書き出しましょう。
例えば、好きな視覚とそれに伴う感情。
・夕立の後のパーッと晴れた青空→清々しくて、開放感を感じる
好きな嗅覚とそれに伴う感情。
・朝起きた時に台所から匂ってくる味噌汁→母親の愛情を感じて優しく懐かしい気持ちになる
こんな感じです。
視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚について各20個ずつ。やってみてください。
意外な自分の感情に気づいたり、逆に感情をシャットアウトしていた、なんてことに気づいたりするかもしれません。
ライター:大嶋朋子
『Yogini』デスク。ヨガの他、自然療法、心理などを幅広く学ぶ。ヨガ講師を作るトレーニングで「感覚から言葉に」というクラスを受け持つ
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