「職場の人間関係に活かせる」稀代の軍師 黒田官兵衛の言葉
YOLO 編集部
- 2020年08月07日
豊臣秀吉を天下に押し上げた人物と知られる、稀代の軍師・黒田官兵衛。戦略家として有名な黒田官兵衛の言葉には、多くの人を動かしまとめあげてきた人物ならではの思想が秘められています。今回は『YOLO』編集スタッフが厳選した、黒田官兵衛の15の名言をお送りします。
01.
天下に最も多きは人なり。最も少なきも人なり。
02.
まず自分の行状を正しくし、理非賞罰をはっきりさせていれば、叱ったりおどしたりしなくても、自然に威は備わるものだ。
03.
その職にふさわしくない者はすぐに処分したりするが、よく考えてみると、その役を十分に務めてくれるだろうと見たのは、その主だ。目利き違いなのだから、主の罪は臣下よりもなお重い。
04.
上司の弱点を指摘してはならない。
05.
世の中で、主のために追腹を切る(後を追って切腹すること)ぐらいつまらぬことはない。腹を切って死んだとしても、わしに従って地獄・極楽を駆け巡るわけではあるまい。わしはただ立派な士を一人でも多く、大切に思う子に譲りたいのだ。必ず殉死を禁ぜよ。
06.
最期の勝ちを得るにはどうしたらいいかを考えよ。
07.
おまえは時々、部下を夏の火鉢やひでりの雨傘にしている。改めよ。
08.
戦いは考えすぎては勝機を逸する。すぐに駆け出すほどの決断が大切だ。
09.
私一人の注意では、多くの家来達に届くまいから、見逃すことも多いだろう。よくないことがあったなら、遠慮なく早く知らせてほしい。
10.
武芸に凝って、一人働くことを好むのは、「匹夫の勇」といって、小心者のたしなみであり、大将の武道ではない。
【水五訓】
一、自ら活動して他を動かしむるは水なり
(自ら動いて模範を示すことによって、周囲を牽引しよう)
二、障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは水なり
(障害や壁があったとしても、その間にたくわえる力は増していくから、苦しい時もじっと耐えて努力を続けていこう)
三、常に己の進路を求めて止まざるは水なり
(流れを止めることなく、信じた道に向かって動き続けていこう)
四、自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるは水なり
(嫌いな人だからといって、その人を追いやったりせずに、いいところを見つけてともに頑張ろう)
五、洋々として大洋を充たし発しては蒸気となり雲となり雨となり、雪と変じ霰と化し疑っては玲瓏たる鏡となりたえるも其性を失わざるは水なり
(性質は変わらないが、温度は変わるし、入れ物を変えればカタチも丸や四角に変わるのが水。与えられた環境の中で、いかに柔軟に変化し成長できるかが大切)
職場やチームの中にも活かせるヒントが詰まっている言葉たち。ぜひ、参考にしてみて。
ライター:中村千春&『YOLO』編集部
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