チョコレートコーティングたくあん⁉ 進化する日本の漬物に注目
YOLO 編集部
- 2017年09月29日
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漬物、食べていますか?
漬物といえば、、、おばあちゃんの家で出てくるもの?おそば屋さんで丼ものについてくるもの?残念ながら、日本の漬物の生産量は年々減少しています。白いご飯の消費量が減少し続けていることが、その原因の一つ。でも、日本に暮らしているなら、漬物を食べない手はないんです!
今までは、漬物による塩分の過剰摂取が懸念されてきましたが、現在は漬物の「低塩化」がトレンド。かつては塩分濃度が10%以上の漬物が当たり前でしたが、現在では塩分濃度が5%以下に抑えられている漬物も登場。さらに漬物は食欲増進に役立ちますが、乳酸発酵漬物から植物性の乳酸菌が摂れるんです。これ、意外と知られていないんですよね。
乳酸菌は大きく「動物性の乳酸菌」と「植物性の乳酸菌」に分けることができ、漬物から摂取できるのは植物性。植物性の乳酸菌は、塩分や酸分などが多い、過酷な環境下で生きぬく力が強く、その「強さ」から、人間の体内の胃散や消化液にも負けず、動物性の乳酸菌よりも、生きて腸まで届く確率が高いと言われています。
便秘にいいラブレ菌を持つ「すぐき」
京都の三大漬物の一つの「すぐき」、知っていますか?すぐき(酸茎)は、すぐき菜と塩だけで漬け込んだもの。すぐき菜自体が京都特産の野菜であり、他の地方ではなかなかなじみのない漬物です。しかしその歴史は古く、桃山時代には生産が始まっていたと言われ、一般家庭には明治維新以降に広まり始めたと考えられています。乳酸菌による発酵作用で強い酸味を持っているのが特徴です。
実は1993年には、すぐきの中からまったく新しい乳酸菌の一種が発見され、「ラブレ菌」と名づけられました。
ラブレ菌は、継続摂取することで腸の動きを活性化させ、お通じを改善させる効果に期待できるとか。京都のおみやげはこれから「すぐき」に決まりですね〜。
こんなコンビも?進化版漬物が続々
漬物は進化を続けています。砂糖漬けしたたくあんにチョコレートをコーティングした「たくあんチョコレート」に、漬物をフリーズドライにし、京都のぶぶあられと合わせたドレッシングなどなど。米が主食の食事に限らず、食用シーンが増えそうです。
三奥屋 たくあんチョコレート 夢
(9枚 1,188円(税込))
https://www.mitsuokuya.co.jp
インフルエンザ対策にも期待!
まだ9月で夏の名残がある季節ではありますが、寒くなってくると、気になるのがインフルエンザ。一番感染が多いのは12月から3月とされていますが、2016年は11月25日には流行シーズン入りと発表されたこともあり、10月から11月上旬にかけて、予防接種やバランスの取れた栄養摂取などの予防対策に取り組みたいところです。
植物性の乳酸菌は腸内環境を整える菌としてよく知られていますが、その他にも肌荒れ改善、免疫力強化、さらにインフルエンザ予防の効果があるとか。漬物やラブレ菌を含む飲料を摂取することで、予防が期待できそうなんです。元気に過ごすために賢い食事を心がけたいですね!
ラブレ菌についてもっと知りたい方はこちらをチェック!
https://www.kagome.co.jp/nyusankin/
ライター:幸 雅子
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