「心にわだかまりを感じた時に読みたい」マハトマ・ガンジーの言葉
YOLO 編集部
- 2020年10月23日
疲れた心を癒すガンジーの言葉
東日本大震災以降、マハトマ・ガンジーの思想に再び注目が集まっています。英国植民地時代のインドに生まれたガンジーは、平和的な思想で母国の独立を目指しました。心にたまった人とのわだかまりが破裂しそうな時、そんなガンジーの言葉が癒してくれます。
“滿足は目的の達成にあるのではなく、努力の中にある。
十分なる努力は十分なる勝利”
その後には、「私はやる度に失敗するが、その失敗によって私の努力はいっそう決然たるものになる」という言葉も。仕事で目に見える成果ばかり求められ、頑張ってきた過程は評価されにくい現代。ガンジーの言葉はしみてきます。自分で自分を認めてあげるのが、心を溶かす第一歩です。
“よきことはカタツムリのように、ゆっくり歩む”
近代化を目指すインドのあり方に異を唱え、地方の農産業によって興そうとしたガンジー。その「スローライフ」という価値観が、現代にも少しずつ広がっています。心の中のスローライフ。自分の本当のペースで歩いていけたら、心がホッとして、人の評価なんて気にならなくなるに違いありません。
“暴力に訴えれば訴えるほど
ますます真理から遠ざかってゆくのです。
なぜなら、外なる仮想の敵と戦っている時は
内なる敵を忘却していたからです”
パリ同時多発テロで妻を失った男性の「憎しみという贈り物を君達にはあげない。怒りで応じてしまったら、君達と同じ、まさに無知に屈することになるんだ」という言葉が共感を呼びました。自分とは相容れない考え方を真っ向から否定するとげとげしい言葉も、暴力です。ガンジーが生涯を通して行ったことは、相手を憎むことなく、自分達の自由を勝ち取ること。日常の小さな場面でも、自分の中の敵に気づくことで、相手との関係性が変わってくるかもしれません。今起こっているのは、「現象」。問題は、そう思ってしまう自分の心の中にあります。自分の心と向き合うことこそが、問題を解決し、自分を癒してくれるのです。
ライター:沢田聡子&YOLO編集部
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