トレーニングをする人は最初に○○○の休息を取るべきだった!
YOLO 編集部
- 2018年09月25日
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まず胃腸の疲れを取ること
トレーニングをする人が、第一に考えなければならない休息は、胃腸の疲れを取ること。胃腸が疲れると栄養素の消化・吸収が不十分になり、心身の不調や美しさに大きく影響します。何よりも、栄養を体に回せなくなることで、細胞の修復や回復を行えなくなってしまうのが問題です。
では胃腸を整えるためにはどうすればいいのでしょうか?答えはシンプル。適切な栄養素を適切に摂ることです。
よく噛んでゆっくり食べる
食べる時のポイントとしては、しっかりと噛むこと。ひと口30回とも言われますが、咀嚼回数が増えれば唾液の分泌が増え、食物の消化・吸収を助けてくれます。
ゆっくり食べることも大事。消化・吸収は、副交感神経が優位の時に行われるからです。早食いでは消化・吸収に悪影響を及ぼして、栄養を摂り入れることができず、カロリーだけを取り込んでしまいます。
便が出ないぽっこりお腹は食が合っていない?
今の食事は、自分の弱点を知ることで改善できます。判断基準は、お腹と便。お腹がぽっこりする、ガスがたまる、便秘や下痢などをするなら、食事が合っていない証拠。便がバナナ型でない時は、何かがおかしいのです。
いつもと違う場合は食事を見直し、体に合わないものを外していきましょう。
疲労対策として摂っておきたい栄養素
では、胃腸の疲労対策として、摂っておきたい栄養素を紹介しましょう。
【鉄分・マグネシウム】
不足しやすい栄養素。ビタミンやミネラルを十分に摂取するには、精製炭水化物の食べすぎを避け、適度な動物性食品(肉・魚・卵)、大豆製品、海藻類、種実類(ごまやクルミ)、小魚などを積極的に取るといいでしょう。
【ビタミンB群】
動物性食品や未精製の穀物などに多く含まれる。精製炭水化物(白米や小麦粉、砂糖)をたくさん摂ると、ビタミンB1の消費が増えて、疲れやすくなってしまうため要注意。
【タンパク質(アミノ酸)】
細胞の修復に欠かせない栄養素。エネルギーを生み出す時に必要な酵素の原料にもなる。毎食摂りたいが、しっかりと消化・吸収されることが大前提。
【抗酸化栄養素】
抗酸化作用によって活性酸素の害を防ぐビタミン(A、C、E)や、細胞膜を元気にする脂肪酸などを、積極的に摂る。脂肪酸は魚や亜麻仁油、シソ油などに多く含まれるオメガ3系脂肪酸。トランス脂肪酸は、細胞膜に障害を与えるので避ける。野菜は特に色の濃い新鮮な野菜をたっぷりと。
【クエン酸】
エネルギー生産を活性化させる作用があることから、疲れた時に摂るといい。梅干しやレモン(柑橘類)、酢などに含まれる。
【コエンザイムQ10】
エネルギーを生み出したり、抗酸化のためにも欠かせない。年齢とともに体内で少なくなるので、意識して摂ることも大事。食事だけでは効果を感じられるほどたくさん摂ることが難しいので、サプリメントを利用するのも手。
ライター:幸雅子
出典:『Training for Woman』vol.03/「革命的休息」
監修:島脇伴行/アメリカスポーツ医学会認定エクササイズフィジオロジスト(運動生理学士)。日本抗加齢医学会会員。ボディディレクターエクササイズスタジオ主宰。
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