彼にかまってほしいのに、彼は趣味に没頭…。この切なさ、どうしたら解消できるの?
YOLO 編集部
- 2018年12月07日
【今日のご相談】
最近一緒に暮らし始めた彼がいます。優しくていい人で、趣味もたくさん持っています。そこが素敵なんですが、趣味のスイッチが入ると私のことはそっちのけ。せっかく二人で住み始めたのに…。あまりしつこくかまってほしいアピールをして、面倒な女だと思われるのも嫌です。どうやったら、うまくかまってほしいと伝えられるでしょうか。
【今日のお答え】
男性は一度に一つのことしかできない傾向がある
男性は、複数のことが一度にできない人が多いようです。よく聞く話として、「テレビを観ながらご飯を食べている時に話しかけられると、それをうまく会話として認識できなくて、生返事になってしまう」、「掃除機をかけながらテレビを観ようとすると、どちらかが中途半端になってしまう」などがあります。男性だから、女性だから、という言い切りは個人的にはあまり好きではありませんが、傾向として、男性は一度に一つのことだけに集中しがちな人が多いように感じています。
なので、そのモードに入った時には、他のことが意識に飛び込んでこないこともあります。ご相談の例で言えば、他のことが本当に気にならず、趣味にだけ意識が行っているのではないでしょうか。こういう時は、パートナーに対する好き嫌いの感情とはまったく関係なく、やりたいことひと筋。それが男性の行動の傾向のように思います。
集中が途切れた時に「かまって」とわかりやすく言う
ここを覆すのは結構難しいのです。ただ、一つのコツとして「集中の切れ目」を狙うというのがあります。よほど持久力のある男性でない限り、寝食も忘れ、トイレも行かず、長時間趣味に没頭し続けるのは難しいもの。トイレに立ったり、ご飯を食べたりするタイミングが必ずあります。そういった時を狙って「かまちょ」してみるんです。
つんつんしてみたり、近くに寄ってみたり、手をつないでみたりと、いろいろやり方はあります。でも、言葉で言われないとわからないという男性もまた多いもの。なので、「かまってほしいな〜」、「せっかく一緒にいるんだから、どこかに行きたいな〜」、「一緒に遊びたいな〜」などと言葉で伝えてみて下さい。残念なことに、男性は言葉で言われないと本当に何もわからないのです…。
趣味の時間を無理やり途絶させて、自分につき合わせようとすると、彼のほうに不完全燃焼感があるので、あんまりいい結果を引き出すことができないとも言えます。だから、彼の「集中の切れ目」を狙って、かまってほしいアピール。彼の関心をこちらに引き寄せようという作戦を立てるのです。
彼の主導権で動くのではなく自立して
こういう内容を紹介すると「男のタイミングを見計らえなんて、男のために気を使えって言われているようで気分がよくない」と言われることもありますが、そうは言ってません。
「かまってくれないから寂しい。まずは自分をかまってほしい」という思考は、彼に自分の感情の主導権を握られていることになります。それが「彼自身のタイミングによって、私のタイミングを優先してほしい」につながります。
そうではなく、「彼が自身の趣味で自分を楽しくできるように、あなたも自分で自分を楽しくできる、というほうが自立的」と思いませんか。そういう二人が「一緒にいられるともっと楽しいよね」という関係を築けると、関係は長く続くものだと思います。
恋愛は、自立した者同士でしかうまくいかない人間関係です。「彼がかまってくれなくても自分一人で楽しめちゃう」というほうが、ハッピーなことはきっと多いでしょう。
ライター:二宮誠 from 6483works
話を聞いた人:柳田正芳
1983年生まれ。中央大学卒業(専攻は社会学)。性に関する世界最大の研究者組織「世界性の健康学会」の公式委員会YOUTH INITIATIVEのメンバー。思春期若者世代の性の悩み相談が専門。「性」という表立って相談しづらいテーマを扱っている・気長く粘り強く人の相談を聴くなどいくつかの理由から、年代を超えた様々な人から様々な内容の悩み相談を受けている。ほかに、「両親学級」で講師をつとめるなど、民間活動から行政の依頼事業まで幅広く活動している。
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