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笑顔が意識も変えてくれる【サンバダンサー工藤めぐみさん・太陽美の手に入れ方】①

小麦色の肌に引き締まったボディ、そして美しい黒髪。サンバダンサー工藤めぐみさんには太陽がよく似合います。

サンバダンサーとしての「魅せる美」はもちろん、逆境を乗り越え受け入れる「しなやかな心」。工藤さんの美しさの秘密に迫ります。

19歳でサンバ留学のため単身ブラジルに渡り、数少ない国外のダンサーとして花形ダンサー「バシスタ」に選出。リオのサンバカーニバルでチームの優勝、準優勝を経験し、以来、人気ダンサーとして、ブラジルと日本を行き来しながら活躍の場を広げています。

バシスタとして選ばれるのは、4000~5000人もいるチームの中で、約30人ほどしかいません。サンバの華やかさとは裏腹に、熾烈なポジション争いを勝ち抜き、そして維持するために、時には12時間以上にもおよぶチーム練習やショー、それに耐え得る精神力も求められます。

そんな工藤さんの第一印象は、笑顔が弾けるように明るいこと。アスリートにも似た過酷な状況下に長年身を置いているにもかかわらず、常に笑顔でいられる理由とは?

サンバは笑顔が一番大切
自分から笑うと気持ちも変わる

「神戸のサンバ教室で教えているんですけれど、サンバは踊る技術より『笑顔』って伝えてるんですよ。楽しそうに踊るのが一番ですし、実際楽しんでほしい。そんな思いもあって、レッスンではまず顔をほぐすんです」

「サンバは非日常でもあるから、スイッチを切り替えてほしい。笑う方法はとっても簡単。大人も子どもも『みんな、変な顔してー』って笑かすんです!みんなで笑い合うと、相手も楽しい気分に巻き込むことができますよね」

工藤さんは神戸出身。関西の「ノリ」もあると笑いますが、実はサンバにとって表情は大切な要素の一つ。

ブラジルのサンバカーニバルで最も有名な「リオのカーニバル」。象徴する、サンボドロモという会場で行われているコンペティションでは、1チーム80分の持ち時間で審査されます。でも、自分を見てくれるのは、ほんの一瞬。自分が一番楽しいと感じていないと、その瞬間に審査員や観客を魅了することはできないといいます。

「もちろん見ている人を楽しい気分にさせてくれるのもありますが、笑顔でいることは自分のためにもいいんです」

「サンバが気分を変えてくれるんですよ。思春期で反抗期真っ盛りの女の子が、普段は家族とほとんど話さないのに、サンバのことだけは話してくれるって聞いたことも。笑顔になれることで、おじいちゃんおばあちゃん、子どもも関係なく、消極的な気持ちが変わってきたりするのかもしれませんね。」

普段忙しくしている人ほど
笑顔を「作る」メリットは大きい

意識しながらでも笑顔を作るのには、実は美容的にもメリットがあると言います。

「顔の筋肉って使っていないと硬くなって、どんどん表情がなくなるんです。デスクワークなどのお仕事なら、一日のうちほとんど表情を変える機会がないのでは?日中スマホを見る機会が多い人も、下を向いていると皮膚が重力で下に伸びてしまっているかもしれません。意識して笑うと、お顔の表情筋をしっかりと使うので、たるみやシワの防止になりますよ!」

忙しい毎日に、笑えることなんてそんなにないという人もいるでしょう。最初は作り笑いでも大丈夫と工藤さん。意識して笑顔を作るうちに、自然と笑えるようになるといいます。些細なことでも表情が緩むよう、顔の筋肉を放置しないこと。

サンバというと、華麗で露出度の高いセクシーな衣装のイメージから、もともと明るい気質の人が踊っているイメージですが、生徒さんには“硬い仕事”に従事している人も少なくありません。中には、検査技師、医師などといった職業の人も多いとか。普段気を張って仕事をしている人ほど、意識して笑顔になることできれいになっていく度合いが大きいと言います。

笑顔満開のサンバダンサーのハッピーオーラから、その効果が絶大であることがわかります。

第2回へ続く。

【配信予定】
第1回:笑顔が意識も変えてくれる
第2回:見られるからきれいになる
第3回:スタイルキープは体重計より鏡
第4回:本当の美しさは自分の中に
第5回:サンバで変われる、キラキラできる理由

取材・文=佐倉 光 写真=樋口勇一郎

【プロフィール】
工藤めぐみさん/サンバダンサー
9歳の時、クラシックバレエとサンバを始め、19歳で単身リオデジャネイロにサンバ留学。現地サンバチームのオーディションに合格し、リオのカーニバルに出場。伝統的なカーニバルチーム「G.R.E.S. Academicos do Salgueiro(サルゲイロ)」の花形ダンサー「パシスタ」に選ばれ、日本人パシスタとして初めてSALGUEIROチーム優勝に貢献する。以来、日本人トップダンサーとして日伯を行きし、国際的に活躍。リオデジャネイロ・オリンピックの開会式、閉会式にも参加する。帰国時には、数々のショーやイベントに出演する他、地元神戸では後進の指導にも当たっている。

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YOLO 編集部

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フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。

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