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その噂ホント?巷のヘルシーフードを検証!

メディアで毎日のように取り上げられる健康レシピや食材たち。毎年、毎月のようにその流行りが変わり、情報が更新され、いったい何が正しいのか、何を信じれば良いのか。そこで、噂のレシピや食材についてその健康効果を検証してみます。

抗酸化作用のあるリコピン、といえばトマトジュース?

生活習慣病予防だけでなく、肌の老化なども防ぐ抗酸化作用をもつリコピン。野菜のトマトはリコピンが豊富なため活性酸素対策には効果的ですが、トマトジュースではその配合成分に注意が必要です。理想は、無塩で甘味料の入っていない100%のもの。塩分を含むものをいつも飲んでいると塩分過多になることも。血糖値が高めの人は、本来血糖値を下げる働きを持つリコピンを摂取しているつもりが、逆に糖質過多になることも。

コレステロールを下げる?サバ水煮缶

血中の中性脂肪を低下させ、血液循環をよくする効果を持つ脂肪酸EPA・DHA。サバにはこのEPA・DHAが豊富に含まれています。ただし、EPA・DHAは酸化しやすく、新鮮なものを食べなければ効果が台無しに。缶詰は、水揚げされてから時間をおかずに処理されることが多いため、酸化してしまったEPA・DHAの量が少なく、また汁にもEPA・DHAがたくさん含まれているため、食べるときには汁も捨てることなく食べましょう。また、同じ青魚であるサンマやイワシなどの水煮缶でもEPA・DHAをたくさん摂ることができます。

ワインに含まれているポリフェノールの効果は?

赤ワインには、抗酸化物質であるポリフェノールの一種「レスべラトロール」が豊富に含まれます。だからといって、赤ワインを飲むことだけで健康になるとは言えません。フランス人は赤ワインを多く飲むから脂っこい料理を食べても長寿者が多いといわれます。ところが、フランス人は赤ワインだけでなく、野菜・果物、豆類、未精製穀類(全粒粉のパンや胚芽米など)、ナッツ類、オリーブ油も多く摂ります。あわせて魚類や肉類を適度に摂るという食生活が長寿と関係しているようです。老化防止に赤ワインを飲んだり決まった食品だけ多く摂るのではなく、フラボノイドやポリフェノールの豊富な植物性食品を多種摂り、できるだけ未精製の穀類を摂る食生活が長寿の秘訣なのでしょう。もちろん、アルコールの摂り過ぎは要注意です。ちなみにポリフェノールだけを考えると、ブドウの皮の部分に一番多く含まれているため、ブドウをそのまま食べた方が効率的です。

甘酒は免疫力アップに効果あり?

甘酒の甘さは、米飯を発酵することで作られるブドウ糖。ブドウ糖は血液中の血糖そのものですので、効率のいいエネルギー補給ができます。また、発酵中にはその他にオリゴ糖が作られ、これは腸内で善玉菌のビフィズス菌を増やす効果があります。善玉菌を増やすことにより、免疫機能を高め、生活習慣病予防や大腸がん、便秘予防まで期待できます。ただ、注意したいのは糖分。血糖値が高い人にはおすすめできません。また、炭水化物の摂取量が多い人も糖質過多となる危険があります。したがって、血糖値が高めの人、肥満の人は甘酒ではなく、納豆やヨーグルト、チーズなど、ほかの発酵食品を食べることをおすすめします。

ネバネバ成分を飲む? オクラ水

ガクを切ったオクラを水に漬けて冷蔵庫で一晩寝かせてつくるオクラ水。オクラのネバネバ成分には、細胞の活性化や消化を助ける作用があるといわれていますが、それより、オクラには各種のミネラル(カルシウム、マグネシウム、マンガン)や食物繊維も豊富です。ただし、水に漬けてもこれらのミネラルや栄養素が溶け出るわけではなく、長時間、水に漬けることは、有害な灰汁でも溶出するとき以外は、ビタミン類を壊すのであまり意味がありません。そのまま新鮮なうちに食べましょう。

出典:『老けない食事術 改訂版』(監修・解説:廣田孝子)

ライター:YOLO編集部

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