股関節ちゃんと知ってる?パフォーマンスが変わる基本
YOLO 編集部
- 2020年01月18日
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股関節とはどんなところ?
骨盤や体幹部と密接な関係があり、血液やリンパ、神経系も集中している股関節。現代人の多くは、長時間のデスクワークや運動不足で、カチコチにかたまってしまっています。体の要の一つである股関節のこと、どこまで知っていますか?改めて基本をおさらいしましょう。
まずその位置。股関節は骨盤の両サイド、寛骨臼と呼ばれるくぼみに大腿骨頭がはまっている場所です。この中に大腿骨頭は3分の2ほど包み込まれています。
股関節の動きは6種類
寛骨臼の中で大腿骨頭はぐるりと回ります。可動域が広く、6方向へ動く部位。各方向への動きは、関係する筋肉の柔軟性と密接に関係しています。
1:屈曲
脚を前に上げる動作。あるいはヒザを胸元に近づける動き。
2:伸展
脚を後ろに伸ばす動作。走るのも飛ぶのも伸展の力による。
3:外転
脚を外に開いていく動きのこと。外に開くと脚は体からは離れる。
4:内転
脚を内側に動かす動きのこと。脚は体に近づいてくる。
5:外旋
脚を外側にひねる動き。立った状態だと爪先が外側に旋回する。
6:内旋
脚を内側にひねる動き。立った状態だと爪先が内側に旋回する。
「ゼロ」の状態をチェック
ここで、今の股関節の状態をチェックしてみましょう。股関節に動きがない「ゼロ」の状態で、左右差を確認します。
うつ伏せに寝て、ヒザを曲げ、カカトをお尻のほうへ近づけます。深く曲がる方が、太もも前側の大腿四頭筋が軟らかい状態です。大腿四頭筋は股関節を屈曲させ、ヒザの伸展(ヒザを伸ばすこと)にも作用します。大腿四頭筋の硬さで股関節の左右の差が確認できるのです。
◇大腿四頭筋の左右差を調整するエクササイズ
片ヒザを折り畳んで曲げた状態で座り、ゆっくりと少しずつ時間をかけて寝ていきます。太もも表の大腿四頭筋を伸ばしていきましょう。この動きで大腿四頭筋が軟らかくなります。簡単なのでぜひ試してみてくださいね。
太ももの上にヨガブロックを置き、意識の中で重みを感じながら恥骨をへそに向かって引き上げ、骨盤を床に着ける動きを試してみるのもオススメです。
ライター:幸雅子
出典:『Yogini』vol.32 /「ヨガのための股関節矯正」
監修:内田かつのり/1995年より、アメリカの栄養学、分子矯正医学を学ぶ。以後、酵素栄養学、漢方、整体等、さまざま代替医療を実践し鍼灸師に転向。アヌサラヨガなど複数のTT終了。リラヨガ、ヨガジェネレーションなど各地でヨガ解剖学集中講座やTTを行う。
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