誕生日はおめでたくない?年を取るのが楽しくなるコツ
YOLO 編集部
- 2020年01月26日
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若さがすべて?
私達女性が、年を取ることに前向きになれない大きな理由の一つ。それは「若い女性に価値がある」という価値観ではないでしょうか。メディアでは若い女性の美しさがクローズアップされ、どうしたらその美貌に近づけるかについて、日々さまざまな商品の広告を見かけます。年齢を重ねた女性に関しても、称賛の声は「(こんなに年を取っているのに)若い時と変わらずにキレイ!」のような、若さに価値がおかれていることがしばしば。そのような世の中にいれば、若さとは美しさには必要であると考えるのもやむをえません。
年を取ることにも価値がある
実際に私達もそのような体験をしてきました。10代後半から20代前半の時は、特に何もせずともちやほやされていたかもしれません。失敗に対する評価、初対面の人(特に男性)からの評価や態度は、とても甘やかされたものだったでしょう。
それに対し、30代40代をすぎると大きく変わります。年を重ねた相手に対しての敬意からではなく、年を取った女性と認識され、時には「おばさん」呼ばわりされることもあります。自らを自虐的におばさんと呼ぶこともあるでしょう。でも、年を取ることはそこまでその人の価値を下げるものでしょうか?決してそうではないはずです。
加齢によって得るもの
確かに年を取るとしわが増え、皮膚はたるみ、しみもできます。体形も変化し、若い女性のような「美しさ」とはかけ離れていきます。でもそこには、若い時にはない魅力が生まれてくるはずです。
今まで人生を送ってきた中での経験、そこから得たさまざまな知識や技術、落ち着きや包容力など、若い時には得られないものが生まれます。自分がどのような人間かを知り、自分をしっかりコントロールすることも学ぶでしょう。それらは、私達が年配者からしてもらったように、他人を導きよりよく人生を送るための糧になるものです。
年を取ることで若さは失われていきますが、その分得るものはたくさんあるのです。そこにしっかりと目を向け、自分の価値や魅力、役割を認めましょう。それらを理解し、自らを卑下するのではなく、誇りに思うことこそがさらにその人を輝かせるはずです。
さあ、次の誕生日も喜ばしく迎えましょう!この一年で得たあなたの経験が、あなたの魅力を築いているのですから。
ライター:櫻井麻美(さくらいあさみ)
大学在学中に世界一周をし、卒業後は日本各地に住み込みで働きながら生活を送る。既存の価値観の中で生き方を考えることに違和感を覚え、自分はどうやって生きるのか?何をして生きるのか?について考えはじめ、ヨーガにたどり着く。現在はたくさんの人が幸せでいられるためのヨーガを伝える活動をしている。
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