よりよく生きるために!アーユルヴェーダで見る、あなたの性格
YOLO 編集部
- 2020年03月14日
アーユルヴェーダってどんなもの?
アーユルヴェーダとは「アーユス(生命)」とヴェーダ(科学・知恵・知識)」という二つの言葉が組み合わされたサンスクリット語です。アーユルヴェーダは、世界保健機構(WHO)が認める世界最古の伝統医学の一つですが、長い歴史の中で公にはすたれたり復活したりを繰り返しながら、今日まで継承されてきました。アーユルヴェーダは、誕生から死ぬまで、どのようにすれば心身を健康に保ち、幸せに暮らすことができるのかを教えてくれます。
自分の「心」をドーシャでチェック
アーユルヴェーダでは、事象のすべてには三つのエネルギーの組み合わせでできているという考えられています。事象とは、目に見えるもの、見えないもののすべてを指します。
人の体質や気質、人を取り巻く環境や物質、そして時間や季節まで、すべてが「その事象=ドーシャ」の割合で説明されます。ドーシャは「増えやすいもの、過剰」という意味を持つ言葉です。
アーユルヴェーダでは、人は誕生した瞬間のドーシャバランスが最も完璧で幸せな状態であると考えます。では、三つのドーシャの精神的特徴を見ていきましょう。
1:ヴァータ(=風/変化のエネルギー)
・熱しやすく、冷めやすい
・独創性があり、アイデアマン
・柔軟性があり友好的、おしゃべり好き
・記憶力がまばら、忘れやすい
・過剰になると、不安に陥りやすくなり、感情表現が激しくなることも
2:ピッタ(=火/燃焼のエネルギー)
・チャレンジ精神旺盛
・知的で、頭脳明晰、リーダーシップがある
・完璧主義で短気、イライラしやすい
・計画的だが、頑張りすぎる
・過剰になると、失敗を恐れ、卑屈になったり人を妬んだりしやすくなることも
3:カパ(=水/安定のエネルギー)
・変化を好まない
・忍耐力があり、達成するまでコツコツと努力を続けられる
・平和主義、母性的、献身的
・物覚えはゆっくりだが、忘れにくい
・過剰になると、無気力になりやすく、愛におぼれるなど貧欲になることも
個人が持ち合わせるドーシャ要素は、実際には複数のドーシャが組み合わさって成り立っています。今回は簡素化してご紹介しました。ドーシャ診断は、実際には非常にデリケートな判断になるため、機会があればアーユルヴェーダドクターによる診断をおすすめします。
ライター:幸雅子
出典:『Yogini』vol.66/「ヨガ塾 アーユルヴェーダで人間関係を整えましょう」
監修:
Dr.ディネッシュ・エディリシンハ/国立コロンボ大学アーユルヴェーダ・メディスン&サージェリー卒業。スリランカにあるジェットウィングホテルズ社5ヶ所のアーユルヴェーダ施設を統括するチーフ・ドクター。
Dr.ディネシュカ・ディサナヤケ/国立コロンボ大学アーユルヴェーダ・メディスン&サージェリー卒業。ジェットウィング・アーユルヴェーダ・パビリオンズのシニア・ドクター。
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