お肌に触れるだけ。自分でもできるお手当て療法のススメ
YOLO 編集部
- 2020年03月16日
癒しのコツは「優しく触れるだけ」
子どものころ、痛むところをお母さんにさすられると、安心して痛みが落ち着いた…という経験はありませんか?道具も力も使わないこの技は「お手当て」と呼ばれる、昔ながらの手のひら療法です。お手当てのコツは、理屈や理論ではなく感じること。心が揺らぐ日は親しい人との触れ合いを楽しみ、明日への活力にしてみませんか?
ペアで行う場合、相手を治すという意識ではなく、まずはただ触れて、肌の温かさを伝えましょう。手に触れた部分が、例えば初めは硬く冷たいキンとした感触があっても、徐々に軟らかく温かく緩んできます。それがお手当完了の合図です。
赤ちゃんや子どもに行う場合、必要な時はじっとしていたり眠っていたりしますが、お手当ての必要がなくなると手を払ったり、目を覚ましたりするので、観察しながらタイミングを計るのも楽しいでしょう。
やってみよう!今ここ、お手当て術
お手当はセルフケアにもオススメです。くつろげる入浴時や、睡眠前に自分で自分を癒してあげましょう。
◇耳に触る
頭蓋骨を緩めるので、緊張性の頭痛解消に効果的。指の形がCの字になるように、人さし指は耳の穴、親指は耳の後ろ側、耳たぶのつけ根に置く。セルフケアを行う場合は、指と耳の皮膚をよくなじませて、人さし指の腹を下に向けながら、心地のいい角度を探ってみましょう。しばらくして、皮膚が軟らかく感じたり、脈動を強く感じてきたら終了します。
◇お腹と背中をサンドイッチ
お腹に置く手は「丹田」または「みぞおち」、背中の手は「仙骨」あたりに。「丹田(第2チャクラ)」を狙えば便秘や生理痛の緩和に役立ち、「みぞおち(第3チャクラ)」は胃もたれや肝臓の疲れなどに効果的。どちらも体の芯から緩め、深いリラックスを実感できます。その他、ヒザやふくらはぎ、足首など気になる部分をサンドイッチしてみましょう。
ライター:幸雅子
出典:『Yogini』vol.45/「今ここにいるためのヨガ」
監修:いだまさみ/お手当て人。お手当サロン「Relax Room Smilest」主宰。横浜「Umiのいえ」スタッフ。小児ガンでお空に行ったムスコ裕太くんからパワーと笑顔をもらいながら手の温かさと愛を伝えるべく日々修行&活動中。
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