穏やかにするなら「吐く」時話し、盛り上げるなら「吸う」時話す
YOLO 編集部
- 2020年04月02日
「吸う」で話すか「吐く」で話すか
息を合わせるのは、コミュニケーションにおいて大切な技術です。相手と呼吸のタイミングが合わないのは、お互いのリズムがまったく違うということ。それではいいハーモニーは生まれません。反対にこの呼吸を利用すれば、とてもいい調和が生まれるのはもちろん、相手のテンションを変えることも可能(!)なんですよ。
人が息を吐く時には、リラックスと関係する副交感神経が作用します。吸う時は、覚醒モードの交感神経です。そこで話す時にこの時間をどんなモードにしたいのかによって、呼吸を利用するのです。
穏やかな雰囲気を作りたいなら、相手が息を吐く時に、ゆっくりとあまり抑揚をつけずに言葉を話します。イキイキとしてにぎやかな雰囲気にしたいなら、相手が息を吸うタイミングで話してあげると、交感神経が作用して相手の気も上がっていきます。それによって相手からのあなたの印象も変わるでしょう。
自分の表情、見たことがありますか?
自分の喜怒哀楽が顔にどんな風に出るか、鏡などで見てみたことがありますか?もし、あなたの表情にあまり変化がないなら、それは課題です。コミュニケーションの基本は、相手へのサインをいかに出すか。表情は、豊かな感情を表すツールです。
会話をしている時、何も話さなくても相づちを打っている状況は、意外と簡単に作れます。表情の変化一つで、大きな意味を持たせられるのです。例えば何も声を出さなくても、目を見開いてつり上げれば誰もが「驚いている顔」と思う顔つきが作れますね。
表情は思いのためのツールのようなもの。ぜひ鏡の前で練習して、言葉をうまく話せなくても、思いを表情で届けられる方法を試してみてください。相手が話してくれることに表情で応えることで、楽にその思いを届けられるはずです。
取材:大嶋朋子
ライター:幸雅子
出典:『女子の思いをわかってもらえる話し方、伝え方。』
監修:コンラッド・ユーキ・フッテル/コミュニケーション法トレーナー。早稲田大学在学中に、KJ法研究所本部から講師を招き研究会を主催。また、フェルデンクライスプラクティショナー。世界初のオープンシステムを採用したハーモニー体操プロジェクト発起人。
育代/スピリチュアルカウンセラー。10歳のころからリーディングを始める。その後、占い師、カウンセラーとしてTV、雑誌などに多数出演。アロマテラピーカウンセラーとしても活躍。
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