冷えるのは浅い呼吸だから?緊張しやすさを解消して冷え改善
YOLO 編集部
- 2020年05月16日
冷えスパイラルに陥らないために
冷えがあるけれど、特に何もしていない。低体温の状態が続いてしまっている。そんな人は「熱を生めず、代謝が落ち、冷える悪循環」に陥ってしまうかも。
呼吸を深く取り込めるよう練習すると、冷えも改善されていくのです。体を緩めるように刺激しながら、呼吸に意識を向けていきましょう。手の先、足の先まで血流をよくしていきます。
呼吸を深く取り込む練習
◇緊張しやすい「斜角筋」を刺激
親指を折り曲げ、中指と人さし指は伸ばし、その指の腹を鎖骨の裏側に当て、少し下に押しながら、反対の手を3周ほど回します。
鎖骨の裏側にある斜角筋の緊張を緩めることで、手の先まで送られる血流の流れをよくしていきます。手を回さず斜角筋を押して離すだけでも、血流が流れていくのを感じられます。手をゆっくり回すと同時に、吸う息に合わせてしっかり酸素を肺に取り込みましょう。吐く時は血管が解放され、手の先まで血液が行き渡っていく状態を意識すると、温まりやすくなります。
◇大きな血管の脇を通る「腸腰筋」を刺激
あぐらで座る。親指以外の3本または4本の指の腹の使って、そけい部に圧をかけながら、ゆっくり前屈して戻る。3〜5回ほど行いましょう。
女性の場合、股関節に負担がかかりやすく、特に大腰筋は硬くなりやすいと言われています。足先までの血流で、最も大きい大腿動脈を圧迫しやすい腸腰筋と、そけい部の緊張を解放しましょう。同時に大腿動脈の圧迫を解放させることで、下半身の血流がよくなります。そけい部の中央あたりを触れて、拍動を感じる血管の少し外側を、下方向に向かって軽めに行いましょう。
文:幸雅子
出典:『Yogini』vol.61/「ヨガと自然療法で冷えを解決する」
監修:石垣英俊/神楽坂ホリスティック・クーラ®代表。「アラウンドセラピー®」主宰。鍼師、灸師、按摩マッサージ指圧師。カイロプラクティック理学士。
アーサナ監修:川名祐紀/Studio+Lotus8認定ヨガ指導者。ホリスティックな視点を持ち、本来備わっている力に働きかける指導を行う。石垣先生の下、アラウンドセラピー®を学ぶ。
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