モルヒネの6倍!?「今」の悩みにツボ押しが効く理由
YOLO 編集部
- 2020年05月18日
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ツボとは「神経の交差点」
肩が凝った時や目が疲れた時など、ツボを押すと気持ちがよく、疲れが解消されます。ツボとはいったい何なのでしょうか?東洋医学の考え方から生まれたツボ。神経の交差点と考えられ、WHO(世界保健機関)では、正式に361個あるとしています。
東洋医学では、人の体には、縦に12本、体の真ん中に前後で1本ずつ、合計14本の神経(エネルギー)のルートがあり、それぞれは内臓につながっているとします。ツボのほとんどはこのルート上にあります。内臓と密接な関係があり、内臓が弱るとツボに影響します。ツボを押すと気持ちいいのは、内臓が弱っている時なのです。
赤ちゃんの時にはツボはない!?
健康に生まれた赤ちゃんには、ツボがありません。それは、ツボが体の不調や疾患によって生まれるものだからです。ただ、生まれたツボが刺激した時にすべて痛いわけではなく、その時に不調がある場所とつながっているツボに、痛みや響きといったサインが返ってくるのです。
内臓とつながっているということは、ツボの刺激によって内臓を整えることができると言えます。不調のある内臓と関連するツボを押すと、その信号が内臓に届き、ケアを始めるのです。
モルヒネの6倍強の鎮痛効果!
ツボ押しの刺激による信号は神経を伝わって、脊髄や中枢神経に届きます。そうすると、脳内でベータエンドルフィンなどが分泌。その分泌によって、内臓の不調からバランスを崩している自律神経系や内分泌系の働きが整い、免疫力が高まって、結果的に内臓の不調をケアします。
ベータエンドルフィンはモルヒネの6倍強の鎮痛効果があるため、ツボ押しは即効性の高いケア方法なのです。またツボ押しは細胞の働きを活性化するので、美容効果も高くなります。
ライター:幸雅子
出典:『頭から体を癒す』
監修:森田真理/「ぎんざ鍼灸salon」オーナー。19歳でエステティシャンになり多くのクライアント、著名人を顧客に持つようになるが、激務がたたり30代で寝たきり生活になる。闘病中に鍼灸治療と出会い早稲田医療専門学校に入学。後に渡米し解剖学を修得。中医師につき東洋医学を徹底的に学び、36歳で鍼灸国家資格を取得。現在、銀座で、美容に特化したユニークな鍼灸治療法が、美を追求するクライアントから絶大な人気を誇っている。
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