生理前の沈んだ気持ちを引き上げる!すぐにできるセルフケアと元気をくれる魔法の言葉
YOLO 編集部
- 2020年12月07日
「生理の前になると気分が落ち込む」「悲しくないはずなのに涙が出てくる」なんてことはありませんか?もしかしたらその症状、月経前症候群(PMS)かもしれません。生理が始まれば症状が落ち着くことが多いのですが、放っておくと病気につながることも。
そこで生理前の気分の落ち込みに対するセルフケアやパワフルに活躍する女性たちの魔法の言葉を、あんしん漢方の管理栄養士、小原水月さんに詳しく教えてもらいました。
Index
なぜ、生理前に気分が落ち込むの?
月経前症候群(PMS)とは「月経前、3~10日の間続く精神的あるいは身体的症状で、月経開始とともに軽快ないし消失するもの」と公益社団法人 日本産科婦人科学会では定義づけています。
PMSの原因はまだはっきりとはわかっていません。一説には生理周期にに伴い二つの女性ホルモンの分泌量が急激に変化し、脳がそれに対応できなくなることでさまざまな不調がおこるのではないかと考えられています。脳は自律神経をコントロールする要でもありますので、対応しきれなくなると自律神経が乱れ血行が悪くなったり、全身に不快症状が出たりするのです。また、ストレスが大きく影響するという指摘もあります。
PMSの症状は150種類以上あるといわれており、症状の現れ方や程度には個人差が大きく、いくつかの症状が重なって現れるケースがほとんどです。たいていの場合、生理が始まると症状がなくなりますが、重症化すると日常生活に支障をきたしたり、鬱(うつ)につながったりすることもあります。
気持ちの落ち込みに、すぐにできるセルフケア
まずは心身のバランスを整えること。普段の生活を見直すことでPMSの症状が軽くなることはよくあります。仕事に、プライベートにと忙しい毎日だとは思いますが、ちょっとだけ足を止めて自分のことを振り返ってみてください。
生活習慣
睡眠
睡眠は体の疲労回復だけでなく脳の疲労回復の役割も果たしています。ホルモンバランスのゆらぎに耐えられる、強い脳を作るために十分な睡眠は欠かせません。7時間前後の睡眠を取るのが理想ですが、寝不足を感じる時は昼寝をするのも有効です。
入浴
シャワーだけでなく湯舟に浸かることでリラックスできると同時に、体が温まり血行促進をすることもできます。体中の細胞に栄養や酸素を運ぶ役割をする血液が滞りなく流れることは、健やかな体づくりの基本です。
食事
あなたの体は全てあなたが食べたものからできています。なので何をどのように食べるかということと体とは密接な関係があるのです。規則的にバランスの良い食事を摂るようにしましょう。
運動
スポーツが好きな人は定期的に運動することをオススメします。運動はあんまり……という人はストレッチでも散歩でもOK。体を動かすことで血行がよくなったり、睡眠の質があがったり、リフレッシュにもつながります。
薬膳食材
薬膳には“薬食同源”が基本にあります。薬食同源とは「すべての食べ物に薬効がある」「誤った食事は病を生み、正しい食事で病は自ずと癒える」という考え方です。薬のような即効性は期待できませんが、普段から食事に取り入れることで体が変わっていくことを実感できると思います。
「落ち着かない」「ため息ばかり出る」
→三つ葉、シソ、柑橘類
「イライラする」「目が充血する」
→セロリ、ミント、緑茶
「不安感が強い」「泣きたくなる」
→ニンジン、ほうれん草、ベリー類
気持ちをポジティブにするステキな女性たちの言葉
パワフルに活躍する女性たちはステキな言葉をたくさん持っています。気分が落ち込んだ時は、ちょっとだけ彼女たちの力を借りてみませんか?きっと気持ちが楽になりますよ。
“ネガティブを知っているから、ポジティブの有り難みがわかる”
-アンミカ(モデル・タレント)-
“涙で目が洗えるほど泣いた女は、視野が広くなるの”
-ドロシー・ディックス(ジャーナリスト)-
“私は女だし、女であることを楽しんでいるわ”
-マリリン・モンロー(女優)-
“自分自身を愛していなければ、結局幸せになれないのよ”
-レディー・ガガ(アーティスト)-
“たくさん経験をしてたくさん苦しんだ方が、死ぬ時に、ああよく生きたと思えるでしょう。逃げていたんじゃあ、貧相な人生しか送れませんわね。”
-瀬戸内寂聴(尼僧)-
漢方薬で気分の引き上げサポート
「生理前でも元気に過ごせる体質を手に入れたい」。そんな要望に応えてくれるのが、漢方薬です。
漢方薬は、症状を抑えるために働くというより、症状を引き起こしている原因に向かって働きます。たとえば頭痛の場合、痛みを取ることを優先するのではなく、原因と考えられるストレスによる交感神経のアンバランスや緊張による血流の滞り、冷えやのぼせなどに働きかけ、根本的な原因の改善を目指します。それによって、同じ症状を繰り返さない体に変えていくのです。
また、漢方薬は、一般薬のような主に単一成分の合成薬とは異なり、多様な成分が含まれている生薬を何種類も組み合わせて作る薬です。
メリットとしては、以下の3点があります。
- 自然の素材が体にやさしく働くため、一般的に副作用が少ないといわれている
- 一人ひとりの今の状態に合わせて生薬の組み合わせを考えるオーダーメイドな投薬のため、体質に合えば高い効果が期待できる
- 生薬にはたくさんの成分が含まれているので、いくつもの症状に対して、一つの漢方薬で対応できることが多い
さらに、バランスの取れた食事や運動を毎日続けるのが難しいという時でも、漢方薬なら症状や体質に合ったものを飲むだけなので、忙しい時でも無理なく続けられます。
早速試してみたいと思った方のために、今回の生理前の気分の落ち込みによく使われる漢方薬をご紹介します。
加味逍遙散(かみしょうようさん)
不安やいらだちなどの精神症状に。便秘や冷えにも。
ただ、漢方薬は、その人に最適な生薬の組み合わせでないと効果がないだけでなく、副作用がおきる場合もあります。大切なのは、自分に合った漢方薬を選ぶことです。
最近、話題になっている「あんしん漢方」では、漢方A Iを利用した「オンライン漢方相談」を行っていますので、こうした相談窓口を利用して、専門家に相談してみるとよいでしょう。お手頃価格で不調を改善したい、という方にぴったりです。
心や体の声に耳を傾けて
生理前の気分の落ち込みを改善する方法についてお伝えしました。
・生活習慣を見直す
・薬膳食材を取り入れる
・魔法の言葉を胸にしまっておく
・漢方薬の助けを借りる
女性の体はとてもデリケート。感情がコントロールできず、時には人を傷つけてしまうこともあると思いますが、自己嫌悪に陥る必要はありません。自分の心や体の声に耳を傾けて、少しずつ対応できるようになるといいですね。
<監修者>
管理栄養士 小原水月(おはらみづき)
ダイエット合宿所、特定保健検診の業務に携わりのべ600人以上の食事と生活習慣をサポート。自身が漢方薬を使用して体調回復した経験から、栄養学と漢方を合わせたサポートを得意とする。現在はWebを中心に食と健康の分野で執筆中。
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