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イライラする!この感情、どう収めればいいの?ヨガで怒りを手放そう

イライラする現代人は忙しいのがクセ

現代人のクセって何だか知っていますか?それは、忙しく過ごすことです。ちょっと自分の一日を振り返ってみてほしいのですが、一人でいる時、何もせずにボーッとしている時間はどのぐらいありますか?

例えば通勤時間、スマホを見る、ゲームをする、本を読む、仕事をするなど、何かをしている人のほうが多いでしょう。入浴やトイレに入っている時間も、もしかしたら何かしら考え事をしていたり映像を見たり、今日や明日のスケジュールを確かめていたりするかもしれません。寝る直前にしても寝落ちするまでスマホを手にしている人が少なくないでしょう。

そうやって考えると、私達の頭の中は常に忙しく動き回っています。何かを考えることがデフォルトになっていて、そのベースラインに、その他のさまざまな事案をのせて検討していくようなライフスタイルになっているのです。

自分の思い通りにならないとイライラする

つまり、多くの場合、自分のジャッジの上に何かがある。別の言い方で、少しカッコよく言えば、自分の常識や信念、哲学、美意識ありきでものごとを判断する。いやな言い方をすれば、いつも色眼鏡をかけている偏った見方をしているということでもありますが……。

そうなると何が起こるかというと、自分の思考の範囲内に収まらないことを「困ったこと」や「悪いこと」、「あってほしくないこと」として認識してしまうということです。そして、世の中の多くは自分の思い通りに進んだりしないので、そのギャップを受け入れられず、怒りが湧き上がってきます。

心と体の動きのスピードが違うとイライラする

さらに忙しさが募った場合、心では容認していても体は正直なので、疲労がたまったり不調が起こったりすると悲鳴を上げ始めます。そうすると心と体の動くスピードに違いが生まれ、それがストレスのもとにもなってしまいます。

そうやって、さまざまな要因で心身のバランスが崩れると、そのこと自体もイライラのもとになり、何かにつけて湧き上がる感情に怒りがつきまとうようになります。怒りのもとは「余裕のなさ」なのです。

「余裕のなさ」がイライラする感情に変わるのは

ヨガでは怒りは「執着」からくると言います。前述のように怒りは心の余裕のなさから生まれますが、怒りはあって当たり前の感情なので、これだけでは問題になりません。問題になるのは怒りに我を忘れて行動することです。いわゆる、怒りに振り回されてしまう状態です。ヨガでは、ふと湧いた感情に「執着する」ことが怒りを生み、そこから妄想を巡らせることで、さらに思いに執着する…そんな流れで、怒りに振り回される状態を作ると言っています。

そして、怒りが湧いた後の対処の仕方によって、怒りを「問題」にするのではなく「原動力」に変えていくことができるとしています。

イライラする!怒りが湧いた後、どうなる?

まず、ヨガで昔から言われている、怒りが生まれていき問題になってしまう流れを見てみましょう。ここでは、恋愛をテーマに考えていきます。

1:想念が湧く

頭に浮かぶものを想念と言います。例えば、朝起きた時や夜寝る前に、好きな人のことが思い浮かんでくること。この段階では、特別な感情は湧いてきません。対象として強く思うだけです。

2:執着・欲望

好きという想念が生まれたら、それは執着の始まりになります。さらに「今、彼はどうしているかな?」の後に、「彼に会いたいな」などという気持ちが生まれてきたら、それは欲望の始まり。想念が強くなっていきます。

3:怒り

執着や欲望が強くなり、それが自分の思い通りに達成されないと、怒りとして変換されます。「打ち合わせって言ってたけど、相手は女性?本当に打ち合わせ!?」のような、客観的に見ると大分思い込みの強い考え方にも至ってしまいます。そして、その思いがさらに怒りを持続させることに…。

4:妄想

怒りの持続に欠かせないのが妄想です。「私が大事なら仕事を断ってくれるはず」、「あの女性と会わないでくれるはず」といった、混乱した感情が生まれ、自分の都合に合わせた解釈を始めます。ただ、ここまではまだ自分の中の出来事なので、世の中的には許容範囲です。

5:記憶の喪失

「既読がつかない、おかしい」という思いがさらに大きな怒りを呼び、「気づくまで送り続けないと!」とメッセージを何度も送信…なんていう行動に出てきたら、かなり危険な状態に踏み込み始めています。彼との信頼関係を忘れてしまっているのです。こんな彼女の状況に出会ったら、彼はだいぶ引いているのが客観的にはわかるのですが、今の彼女自身は自分が見えていません。

6:知性の崩壊

「あの女がいなければ、こんな思いをしないですんだのに!」、「あの悪い女に復讐しなければ…」と逆上してしまう状態が、知性の崩壊です。もし友人に「いい加減にしなさい」と忠告されても、彼女の耳には入りません。そうして友人も離れていってしまうのです。そんなところまで行く?と思うでしょうが、今は冷静だからそう言えるだけ。こんな具体的な行動に出なかったとしても、思いをたぎらせて自分に振り回されて、しかもそれに気づかない人は少なくないのです。

7:人は滅びる

「あなたが悪いのよー!」と泣き叫びながら実力行使。相手の被害状況によっては実刑判決も…。ここまで来たら、もう人生崩壊です。でも、世の中の多くの犯罪は、思いの暴走から来ています。これは絵空事のようでそうでもない。いつ自分に起こっても不思議ではない事実なのです。

イライラする感情をヨガで収めましょう

かわいい想念から思いの暴走へ……道のりは長いか短いかはその人次第ですが、こうならないのが何より。そのために、ヨガでは、別の道を案内してくれます。今度はそちらを見てみましょう。

1〜3:想念→執着・欲望→怒りまでは一緒

4:切り替え

怒りが湧くことが悪いのではありません。その気持ちに執着する、ひきずってしまうのがしたくないことです。そこで、怒りが湧いたら意識的に切り替えていきます。イラッとした自分の感情に気づいたら、まずはその感情をスルーしないことが第一歩。これをスルーするので、先まで行ってしまうのです。

怒りをキャッチしたら、よく世間で言われるように深呼吸します…。といっても、実は深呼吸は、意識的な呼吸になれていない人がすると、かえって緊張を招きます。怒りは交感神経がガーッと上がっていることなので、そこで緊張をするとさらに状態を悪化させる可能性があるため、深呼吸をする前に胸に手を置いてみましょう。これは「今、私は怒りを感じている」と自分に言い聞かせる儀式みたいなものです。

手が胸に触れたら、怒りへの執着から離れる合図という感じ。そして、何か別のことを考えてみる、数を数えてみるなど、今の怒りの状況から離れる何かをします。そして落ちついたら、次の行動。この場合では、「今私は嫉妬心から怒りが生まれたよね」と、客観的に自分に言い聞かせるのです。一時の感情に振り回されないように、別の自分を持ち出すのです。

5:ヨガをする

もしスペースに余裕があれば、少し体を動かしてみましょう。いくつかポーズを取ってみる、簡単なストレッチとして肩を回してみるなんていうのでもいいかもしれません。それらができないようなら、少し遠くを見るというのもオススメです。これは、ちょっとして瞑想のようなもの。心の余裕のなさが、怒りのもとなので、余裕を作り出すのです。

でも、ここで目をつぶって心を落ち着かせることができるのは上級者。目をつぶったら、また想念に基づいた怒りがふつふつと湧いてきてしまうかもしれません。なので、そんな危険な賭に出るぐらいなら、頭をボーッとさせることを目的として、遠くを見る。そうすると、「あー、鳥が飛んでるなー」とか「雲が流れているな−」なんてことに気づくものです。そうしたら、徐々に心が落ち着きを取り戻し、平坦な気持ちになっていくでしょう。

こんな流れへのっていけば、怒りへの執着から離れることができます。大事なのは、もう一人の自分を出動させる(客観視する)、そしてボーッとすること。つまり瞑想状態を作り出すことです。

そう、冒頭で言ったように忙しさは怒りのもとのもとだからです。瞑想状態に簡単に切り替えられるようになるには、普段から瞑想状態に慣れておくことです。つまり、頭の中の忙しさのスピードを少し緩める。

できれば、通勤電車の中や入浴中などでボーッとする時間を作ってみましょう。何かをしていないと落ち着かない、という状態から離れて、何かをしていないからこそ落ち着く、ということに慣れていきましょう。

そうしたら、きっと怒りのコントロールはしやすくなっていくはずです。

話してくれた人

ヴェーダプラカーシャ・トウドウ
ヴェーダセンター代表。ヨーガ瞑想牧師。ヴェーダ哲学、アーユルヴェーダ哲学講師。片岡鶴太郎氏の師匠。

Text:Yogini編集部

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