悩みの「セルライト」が消える!?夏に向けて今すぐ始められる、話題のセルフケア
YOLO 編集部
- 2021年06月27日
「セルライトのボコボコが気になって、素肌を出すのが恥ずかしい……」
「セルライトをなくす方法が知りたい……」
おなかや太もも、お尻の付け根にできやすい「セルライト」。
夏に向けて、隠さず自信が持てる素肌を目指したいですよね。
そこで今回は、セルライトの正体と原因、すぐに始められるセルフケアについて、薬剤師の杉岡弥幸さんに聞いてきました!
Index
セルライトの正体と原因とは?
セルライトは、じつは女性の8~9割に発生するといわれており、放っておくとどんどん進行してしまいます。
セルライト解消には、セルライトの正体や原因を理解することが大切です。
セルライトの正体は脂肪と老廃物の塊
セルライトとは、皮下脂肪を形成する脂肪細胞の中に老廃物が蓄積され凝り固まったもので、つまんだりひねったりすると皮膚が凸凹して見える状態を指します。
なんらかの理由で脂肪細胞の働きが乱れると、脂肪細胞は肥大化し、周囲の血管やリンパ管が圧迫されます。すると血流が悪くなるため老廃物や余分な水分が蓄積されやすくなり、さらに脂肪細胞が大きくなるという悪循環に陥りやすくなります。
この肥大化した脂肪細胞同士がくっつき合うことで大きな塊ができ、肌表面を上に押しあげるために、皮膚表面がボコボコとした状態になるのです。
セルライトの原因は生活習慣にあり
セルライトは今までの生活習慣の積み重ねにより、時間をかけて出現します。
とくに「代謝」と深く関係しているため、血液やリンパ液の流れを良くすることがセルライト解消の重要なポイントになるのです。
まずは、血液やリンパの流れが悪くなるような生活習慣をしていないか見直してみましょう。
以下に、代謝が落ちてセルライトがつきやすくなる習慣を示します。
<セルライトがつきやすくなる習慣>
・運動不足
・寝不足、不規則な生活
・喫煙
・暴飲暴食
・ストレス
この他にも、更年期・生理前・妊娠中のホルモンバランスの乱れや加齢なども、セルライトをつくる原因となります。このような生理的要素が原因となりセルライトが増加してしまった場合も、普段のセルフケアで代謝を上げていくことで、解消が期待できます。
まずは生活習慣を見直し、これからご紹介するセルフケアでセルライトがつきにくい体を目指しましょう。
今すぐできる!セルフセルライト対策
それでは、セルライトを作らず解消を目指すために、今すぐできるセルフケアをご紹介します。
食生活は大前提
「タンパク質」と「ビタミン・ミネラル類」を積極的に摂りましょう。
タンパク質は、ダイエットで必要な筋肉量を維持し、脂肪燃焼しやすくするために必要です。さらに、ビタミン・ミネラル類をタンパク質と一緒に摂ることで筋肉がつきやすくなり、利用・吸収の効率が高まります。
<タンパク質が多く含まれる食材>
鶏ささみ、豚ロース、さば、卵(白身)
<ビタミン・ミネラル類が多く含まれる食材>
豚肉(ヒレ・レバー)、アーモンド、海藻類
マッサージで巡り改善
マッサージはセルライト解消に効果的。血液循環が良くなると、たまった老廃物や脂肪を排出しやすくなります。日中やお風呂上がりなど、体が温まった状態で行いましょう。
リンパの流れに沿って行うマッサージとあわせてストレッチを行うと、血液循環を高められます。
マッサージは、皮膚を傷つけないためと保湿もかねて、ボディクリームを使用して行うといいでしょう。
<マッサージの順番>
鎖骨→腕→おなか→お尻→太もも→ふくらはぎ
運動で筋力アップ
運動を定期的に行うことで、体にセルライトとしてたまった脂肪の燃焼効果が期待できます。筋力を上げ、基礎代謝アップを目指しましょう。
まず、朝起きたら5分間の筋トレ(無酸素運動)を行いましょう。筋トレを行うと、そのあと6時間は代謝の高い状態が続くといわれています。ですから、朝一に筋トレをすることで、1日の代謝を効果的にアップできます。まずはスクワットや腹筋から初めてみましょう。
次に、ウォーキングやジョギング、サイクリングなどの有酸素運動を行いましょう。有酸素運動は基礎代謝を上げるだけでなく、内臓脂肪を真っ先に燃焼する効果もあります。
運動が苦手な方は朝の散歩から始めてみるといいですね。
入浴で血流改善
代謝アップを狙うなら、入浴時は38~40度のぬるま湯につかりましょう。ぬるめのお湯にゆっくりつかることで、血行改善やストレス解消が期待できるほか、質の良い睡眠にもつながり、日々の代謝アップが期待できます。
食生活やトレーニングによるセルライトケアとともに、マッサージや入浴法を組み合わせることで、効率よく痩せやすい体を目指すことができるでしょう。
セルライト対策なら血流をよくする漢方薬もオススメ
「しぶといセルライトを落としたい……」
「セルライトがつきにくい体質になりたい……」
そんな要望に応えてくれるのが、漢方薬です。
セルライトの原因と考えられている老廃物や水分は、血液やリンパの流れの乱れによってたまりやすくなります。そうした老廃物・水分の代謝の改善に効果のある漢方薬はいくつもあります。
さらに、漢方薬は根本の体質改善にも効果を発揮するため、慢性的な肥満症状に対し、体の内側から改善を目指せます。
また、生薬を何種類も組み合わせて作られている漢方薬は、体の一つの症状だけでなく、ストレスなどの心の症状にもアプローチできる点も特徴です。
漢方薬であれば症状や体質に合ったものを飲むだけなので、無理なく続けることができるでしょう。
漢方薬のメリットは、以下の3点です。
- 一般的に副作用が少ないといわれている
- 体質に合えば高い効果が期待できる
- 体の内側から心と体全体を改善できる
バランスの取れた食事や運動を毎日続けることが難しい場合でも、漢方薬であれば症状や体質に合ったものを飲むだけなので、無理なく続けることができるでしょう。
<セルライトに悩む方にオススメの漢方薬>
・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん):便秘気味でぽっこりお腹が気になる方
脂肪代謝を促しておなか周りの脂肪を分解・燃焼するだけでなく、脂質の吸収を抑制し体内にたまった不要物を便と共に外へ排泄してくれます。
・大柴胡湯(だいさいことう):ストレスで食欲が増して脇腹あたりが張る方
胸のつかえ感やストレスを軽減させ、気分や食欲を落ち着かせます。また、体内の余分な熱を取り除くため、便通を良くする働きがあります。
・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう):ぽっちゃり型で疲れやすい、むくみがちな方
体内の余分な水分を排泄して体を引き締めます。また、肥満による関節の腫れや痛みを改善します。
ただし、漢方薬は、その人に最適な生薬の組み合わせでないと効果がないだけではなく、副作用が起こる場合もあります。大切なのは、自分に合った漢方薬を選ぶことです。
最近、話題になっている「あんしん漢方」では、漢方A Iを利用した「オンライン漢方相談」を行っていますので、こうした相談窓口を利用して、専門家に相談してみるといいでしょう。自分に効く漢方と出会いたい、お手頃価格で不調を改善したい、という方にぴったりです。
今すぐ実践!簡単セルライト対策
一度できるとなかなか落としづらい「セルライト」。
長年かけてできたセルライトを減らすには、もちろん時間がかかります。
まずは何か一つ、取りかかりやすいケアをできるといいですね。
生活習慣を見直して、正しいセルフケアで自信の持てる体を目指していきましょう。
<この記事を書いた人>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 杉岡 弥幸
北里大学で生薬学を学び、卒業後は大手漢方専門店にて漢方薬剤師として勤務。現在は自身のダイエット経験や健康に関する知識を活かして、漢方や養生による体質改善方法をWeb等で発信している。
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