生まれつきの痩せタイプ、がっちりタイプ、ぽっちゃりタイプで変わる鍛え方とは?
YOLO 編集部
- 2022年09月22日
エステティシャン・鍼灸師として豊富な経験を持つ森田真理先生。20代のころにはボディビルの大会で準優勝するほどハードに鍛えていましたが、今はゆるゆるとヨガを楽しんでいます。今回はご自身の経験も踏まえ、女性が輝くための「体質に合わせた体作り」について聞きます。
美の基準は時代とともに変化する
「大会で結果を出す必要があるアスリートや、撮影を翌日に控えたモデルは無理をする必要があるかもしれませんが、一般の女性はあくまでも心地いい体を作っていくことがトレーニングの目的。無理なトレーニングは本末転倒になってしまいます」と真理先生は話します。
「また面白いもので、美の基準って時代によって変わっていくんですよね。ガリガリに痩せた体が流行っていた時もありますが、今は筋肉がついた体がいいとされている。時代とともに変化するので、『これじゃないといけない』という美はないんです。みなさん顔形が違うように、体質も違う。筋肉がすぐつく人もいれば、なかなかつかない人もいるので、自分の体質に合わせてトレーニングすることは大事なんです」
自分を受け入れることが美への道
真理先生は、サロンのお客様の体質を判断する際、インドの伝承医学・アーユルヴェーダに基づく体質の分類“ヴァータ”、“ピッタ”、“カパ”のどれに当たるかも見ています。
「ヴァータ体質の人はすごく華奢で、一生懸命トレーニングしてもなかなか筋肉がつきにくいんですよ。そういう人が一生懸命トレーニングしても、パーンと張ったヒップにはなりにくいので、難しいと思います。逆に、華奢なラインをうまく生かして、バレリーナのように細くしなやかな筋肉をつけていくことを重点的に行ったほうが、より輝くのではないでしょうか」
「ピッタ体質の人は中肉中背で、すぐに筋肉がつきやすいんです。こういう人は丸いお尻を作ったり、丸い胸を作ったり、ウエスト絞ったりするのがとても合っています」
「カパの人は、ふくよかで水を蓄えていて、ポチャポチャしている。そういう人が雑誌のモデルさんのような華奢な体を目指そうとしても、難しいし不自然。たとえそういう体になれたとしても、すぐ昔の自分に戻ってしまいます。だから、自分を受け入れた上でベストを尽くすことも大事です。モデルさんの真似じゃなくて、自分にとって心地のいいベストを尽くしていくことが、長く健康を維持できたり、きれいになれたりする秘訣なのかなと思うんです」。
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ライター:沢田聡子
監修:森田真理/Mari鍼灸Salonオーナー
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