生理痛やPMSなど子宮の悩みのケアにおすすめ!東洋医学の療法で自ら治す力を高めよう
YOLO 編集部
- 2022年11月10日
エステティシャン・鍼灸師として豊富な経験を持つ森田真理先生。20代のころにはボディビルの大会で準優勝するほどハードに鍛えていましたが、今はゆったりとヨガを楽しんでいます。今回は、子宮のケアには、ツボ押しや鍼灸治療など東洋医学の療法も効果的、というお話です。
薬に頼らないで自分の治癒力を引き出す
子宮の不調はさまざまな症状を引き起こします(カカトのひび割れも!?子宮の不調のサインとして出てくる症状とは?)。そんな子宮の悩みの改善に対し、真理先生は「もっと、鍼灸治療を受けてほしいなと思うんですね」と話します。
「子宮が不調だと気づくと、すぐ病院に行って薬物療法で治す方が多いんですね。ピルで治療したり、ホルモン療法をやったり、排卵誘発剤を飲んだりするけれども、薬ってどうしても副作用があるんですよ。体を冷やしますし、自分で体を治す力がなくなってしまいます。ピルで排卵を止めてしまえば子宮はサボれますけど、今度は自分で排卵する力がなくなってしまって、また薬を飲むようになる。病気が初期症状の段階であれば、いくらでも体を整えて元に戻すことは可能ですから、薬に頼らなくてもいいんです」
鍼灸治療とは鍼やお灸のこと。これは、体の表面に出てきている臓器の不調を、ツボ押しよりも、さらにピンポイントで整えます。
「不調が出ているところに、ピンポイントに鍼を当てると、子宮・卵巣の血流を上げて、中にたまった悪血を出すことができるんです。さらに、ピンポイントで臓器を温めることができるので、臓器の健康の質が上がっていきます。4カ月から半年間続けていくことによって、臓器にいい状態が形状記憶されて、いつの間にかよくなっていた、ということになります。『生理痛がなくなっていた』、『PMSがなくなった』という風に感じる方がすごく多いです」
デトックスしてリセット。根本から治す
東洋医学の根底である、「自ら治す力を高める」という考え方ですね?
「そうですね、根本から治していくということです。西洋医学は、悪いところを切り取ったり、薬で抑えたりして症状を止める。解毒をしないんです。毒が出ると『悪くなった』と勘違いしちゃうんです」
でもそれは、必要な症状。
「そう、吐いたり、発熱したり、かゆくなったりといった症状は、解毒のため、治るために絶対必要なプロセスなんです。体が毒と闘っていることで出る症状だから。例えば、風邪の時の鼻水や咳などは、体の中に入ったウイルスを出すために起こる症状なわけです。でも、そういったことを人々は嫌がり怖がって『悪くなった』と思う。そこを止めてしまうのが西洋医学なんです。止めることによって、確かに痛み・苦しみは減るかもしれませんけど、その分毒をため込むから、どんどん体が冷えて、もっと悪くなるし、必ず再発します」
極端に体調が悪くなったらもちろん病院に行くべきですが、自分で少し感じる程度の不調であれば、東洋医学療法を試してみてもいいのかもしれません。
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ライター:沢田聡子
監修:森田真理/Mari鍼灸Salonオーナー
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