PMSは幸せホルモン不足が原因!?セロトニン不足をリカバリーする生活習慣
YOLO 編集部
- 2022年11月25日
エステティシャン・鍼灸師として豊富な経験を持つ森田真理先生。20代のころにはボディビルの大会で準優勝するほどハードに鍛えていましたが、今はゆったりとヨガを楽しんでいます。今回は女性ホルモン研究家でもある真理先生に、悩んでいる人も多いPMSについて聞きました。
女性は気分が上下する生き物
生理前になると私達を襲うPMS(月経前症候群)。真理先生、本当に悩ましいです…。
「お腹が張る、足がむくむ、精神的なアップダウンが激しくなる、といった生理前の不快な症状を全部まとめて“PMS”と言います。生理前に調子が悪くなることは、女性にとってどうしても避けられないことなんですね。なぜかと言うと、生理前に女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が低下すると、脳から出てくる神経伝達物質・セロトニンの分泌も極端に減ってしまうからなんです」
セロトニンは、最近「幸せホルモン」として話題になっていますよね。
「セロトニンは気持ちを安定させたり、ハツラツとさせたりする神経伝達物質なので、減るとイライラ・クヨクヨして、情緒が不安定になってしまうんですね。なので、女性はどうしても気分が上がったり下がったりする生き物なんです」
PMSの原因は、女性特有のホルモンバランスの変化にあるようです。
習慣や食材でセロトニンを補おう
PMSの原因がセロトニン不足なら、それをリカバリーする生活習慣で症状の改善が期待できるはず。
「ウォーキングやリズム運動が効果的です。また噛むとセロトニンが分泌するので、シュガーレスのガムやナッツをリズムよく噛んでいくと、情緒が安定します。それから、太陽の光も大事なんですね。冬になって日照時間が短くなったり、お天気が悪かったりするとうつっぽくなるのは、そのせいです」
生理前は、意識して日光を浴びるようにしたいですね。食事についてはどうでしょう?
「赤身のお肉を食べると、セロトニンがたくさん分泌できます。あと白砂糖は、食べた瞬間は気持ちが明るくなるんですけど、ガーッと血糖値が上がり切ると今度はサッと下がるんですね。すると体は血糖値を上げようとして、大量にアドレナリンを出します。そうなるとものすごくイライラしたり、集中力が低下したり、落ち込みやすくなるんです。なので、おやつはなるべくゆで卵やナッツなどにして、白砂糖の摂取を押さえたいですね」
PMSのツライ症状が和らぐちょっとした生活習慣、ぜひ試してみて下さい!
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ライター:沢田聡子
監修:森田真理/Mari鍼灸Salonオーナー
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