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基礎体温表の正常なグラフは?女性ホルモンと睡眠の関係とは?

エステティシャン・鍼灸師として豊富な経験を持つ森田真理先生。女性ホルモン研究家でもあり、不妊や産前・産後ケア、生理トラブル、更年期障害といった女性特有の症状に特化して治療をされています。今回は、基礎体温が正常ではない場合、どんな心配があるかを聞きます。

基礎体温とは?

女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの出方、排卵期、妊娠しているかどうかなど、自分の体のリズムを知るのに最適な基礎体温。通常の体温計では測れない、0.1度の単位まで測れる基礎体温計によって測ります。そして、基礎体温は月経からエストロゲンが分泌される時期(月経記)に当たる低温期と、排卵しプロゲステロンが分泌される黄体期に当たる高温期の二相になっているのが理想です。妊娠している場合は、黄体期が続くので高温が続きます。

全体がなんとなく二相にわかれていて、月経周期が27〜28日、±1週間の範囲なら正常の範囲と言われています。

体温が低い場合、自律神経の不調かも…

真理先生、基礎体温表が二相(低温期と高温期に分かれた状態)になっていないと、何か問題があるのでしょうか?

「二相に分かれないということは、排卵していなかったり、黄体機能や卵巣機能が落ちていたりするということになります。それが基礎体温によってわかるのです。体のリズムとしては、よくはないですね」

高温期の体温が全体に低い場合や期間が短い場合は、プロゲステロンのトラブルがあるということで、不妊症の可能性が考えられます。低温期が長いということは、排卵しにくいということが考えられます。

体温が低い場合は、体がどんな状態になっているということですか?

「体温が低い場合は、自律神経の不調から来ていることもありますね。体温調節やホルモン分泌は自律神経がつかさどっているからです。自律神経が壊れてしまっている方は、半年ぐらい時間をかけて体を作り込み、リズムを整えていくことがとても重要です」

一定の時間に睡眠を取ろう

その場合はどんな方法が有効でしょうか?

「東洋医学で考えるのなら、鍼はすごく効果がありますので、定期的に通っていただくことももちろんベースとしていいと思います。ただ、それ以前に、一定の時間に眠ることが大事ですね。寝る時間や起きる時間がバラバラだと自律神経がなかなか安定していかないので、睡眠のタイミングを一定にして下さい」

よく、週末の寝だめはよくないと言われますよね…。

「寝だめは、自律神経を乱してしまいます。睡眠負債はすごく卵巣機能に負担をかけるんです」

睡眠負債は命の負債

睡眠負債は最近話題になっていますね。

「以前から睡眠についてはお話させていただいています。睡眠時間は、7時間は必要です。7時間に足りないと脳も体も疲弊してしまうので、そうなると体が命を維持するのに精一杯になって、排卵どころじゃなくなっちゃうんです。生殖活動は二の次で、命の維持が優先されてしまうので、排卵がストップしたり生理が止まったりして、ホルモンバランスが乱れてしまいますから。生命活動優先になってしまうと、なかなか排卵というところまではいかない」

健康で、エネルギーに余裕があると体が感じていないと、卵巣機能は正常に働かないようです。生理を考えることは睡眠を、つまり生き方を考えるということになりそうですね。

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YOLO 編集部

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フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。

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