美の近道は「老化」について知ることだった!?老化防止に効果的なトレーニングは?
YOLO 編集部
- 2023年03月03日
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秘訣は、老化の原因を意識した「筋トレ」にあり
いつだって美しい自分でありたいもの。ところが、体の生理機能が衰退する「老化」はすべての人々にとって避けられない現象の一つです。その要因や内容は多岐にわたりますが、多くは遺伝的な要因やストレスに対する適応力が低下するために起こると言われています。
老化は成熟期を過ぎれば年代を問わず、予備能力の低下、反応の鈍化、再生能力の衰退などさまざまな影響を及ぼしていきます。ただし、その多くはトレーニングによって予防や軽減できることを知っていますか。
そこでまずは老化の代表的な例と、効果的なトレーニングを紹介します。これらを心掛けることによって老化を退けましょう。
老化1:「最近、ちょっと太ってきた!?」
体重増加は基礎代謝が落ちてくると陥りがちな老化現象。これは筋肉量の減少がその原因の一つとされます。しかし、筋肉量に原因があるとわかっていれば、トレーニングを重ねて筋肉量を増やし、その量を維持することで退けられます。
また、「駅では必ずエスカレーターを使う」、「電車の中では空いた席を探してしまう」といった人も要注意。体重増加はなくとも無意識にこういった気持ちになってしまう人は、筋肉量が減ってきているサインかもしれません。とくに下肢と体幹の筋肉量が減ってくると美しい姿勢を保持できなくなるだけでなく、外出しても疲れやすい体質になり、さきほどのような気持ちが湧いてきやすくなります。
美しいスタイルだけでなく、姿勢やポジティブな気持ちをキープするためにも筋トレが大切というわけです。
老化2:「少し無理すると腰やヒザが……」
多くの人を悩ます腰痛には、さまざまな原因がありますが、体幹を鍛えることが効果的です。さらに下肢も鍛えることでさまざまな相乗効果も。腰痛でトレーニングできないといった事態を避けるためにも体幹を鍛えておくことは大切です。
また、ヒザ痛など関節の痛みの原因の一つに、関節の軟骨がすり減ることで起こる「変形性膝関節症」があります。これは太モモの筋肉を鍛え、ヒザ関節を安定させることで軽減できます。ランニングや登山などを楽しむ人は意識しておくとよいでしょう。
老化3:「あれ、どこ置いたっけ??」
じつは認知症とは別物の「物忘れ」。これは脳の機能の老化によって、記憶力や思考力が低下して起こる状況のことです(認知症は忘れてしまったことそのものを忘れてしまう状況のことをいいます)。
これには脳の血流を促進させる軽い筋トレが効果的といわれています。
老化4:「急に現れる恐ろしい病気」
高血圧や脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病をはじめとした現代を生きる人々が避けられない病気。なかには自覚症状がないため、突然重大な病気を引き起こすものも。
これらの原因の一つである肥満やメタボの改善には、筋トレが非常に有効です。筋肉の収縮によって、血液中のブドウ糖の吸収が促進され、血糖値が下がるという研究報告もあります。トレーニングは美しい体を作るだけでなく、健康の維持にも有効といえるでしょう。
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出典:『老けないカラダを作る筋トレBOOK』
出典監修:横山格郎
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