月の満ち欠けがもたらす影響とは?体と心の動きと月の満ち欠けの関係
YOLO 編集部
- 2023年04月19日
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昔の日本にあった月のリズムの暦
暦が今の太陽暦(西暦)に変わる以前、人は月のリズムで生活していました。日本で太陽暦が用いられるようになったのは明治5年(1872年)。それまでの暦は太陰太陽暦(旧暦)といい、月の満ち欠けを基準に構成されていました。
月暦とも呼ばれるこの暦では、月が生まれてからなくなるまでが「ひと月」。月のひと巡りは約29.5日なので、1カ月は29日か30日で成り立ちます。「ひと月」という言葉は、太陽のリズムを基本とする現在の暦では意味をなしていませんが、本来は月のひと巡りを指すものだったのです。
月の満ち欠けが私達にもたらす影響とは
ところで月の満ち欠けは、私達の心身に何かの変化をもたらすのでしょうか?
月が膨らんでいく時
一般的に、月が膨らんでいく時は心身がエネルギーに満ち、活動的になると言われています。満月を迎えると、エネルギーはピークに達して気分が高まり、月が欠けていく時にはエネルギーが減退し、肉体的に疲れやすいと言われています。
新月から満月にかけて
新月から満月にかけては、創造的なエネルギーが発揮されるので、ものごとを始めるのに適しています。体が満ちてくる時期でもあるので栄養を吸収しやすく、ダイエットには不向きとされています。
満月から新月にかけて
満月から新月にかけては、体から余分なものや老廃物が排出されるため、この時期にダイエットをすると効果を得られやすいとか。
女性の体と月
古来から、女性の体と月のリズムには深いつながりがあると言われています。その理由として、まず女性の月経周期と月の満ち欠けのサイクルが、ほぼ同じだから。ただ、月経周期は28日という人もいれば、月のサイクルと同じ29.5日という研究もあり、まだ明確ではありません。月の動きが女性の生理とどんな風に影響しているかは、まだわからないのです。
自分でチェックしてみるのがオススメ
月が人間に何らかの影響を与えていることは紛れもない事実ですが、どのタイミングに、どんな心身の状態になるのか、その関係のしかたは人それぞれに異なります。
その人なりの一定にリズムは必ずあるので、そのリズムを知ることで、心身の状態や生活を上手にコントロールできるようになります。それには、月がどんな形の時に、心と体がどんな状態であったかを数カ月間チェックしてみるといいでしょう。
検索すれば何でも瞬時にわかってしまう現代だからこそ、時間をかけて月の満ち欠けと心身の関係を解明し、月のリズムに身を委ねてみませんか?
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ライター:幸雅子
出典:『ヨガでシンプルビューティーライフ』vol.2/「月のリズムで暮らす」
監修:志賀勝
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