よく眠れないのはホルモンバランスの乱れが原因!?女性ホルモンのバランスと睡眠の質
YOLO 編集部
- 2023年05月10日
エステティシャン・鍼灸師として豊富な経験を持つ森田真理先生。女性ホルモン研究家でもあり、不妊や産前・産後ケア、生理トラブル、更年期障害といった女性特有の症状に特化して治療をされています。今回は、女性ホルモンのバランスが睡眠の質を左右するというお話です。
ホルモンバランスが崩れると、眠りが浅くなる
真理先生には、女性ホルモンが体に与えるさまざまな影響をうかがってきましたが、睡眠の質も女性ホルモンに大きく左右されるのです。
「女性はもともとホルモンの影響を受けているために、月経周期に合わせて眠りの質も変化が出てくるんですね。加えてストレスや過労・不規則な生活習慣があると、ホルモンバランスが乱れ、そのためいっそう眠りに影響が出てしまいます。眠りは、ホルモンの状況をすごくよく表すんです。眠りが浅い人ほど、ホルモンバランスの乱れが大きいんですね」
真理先生は「自律神経の乱れや疲労があると、眠りの質が落ちる」と言います。
「その理由としては、自律神経の中枢が、女性ホルモンの中枢と同じ視床下部にあるからです」
例えば、何らかのストレスや卵巣機能の問題を抱えている場合、卵巣を刺激する卵胞刺激ホルモンFSH・⻩体化ホルモンLHの分泌量を増やそうとするため、交感神経(活動力を高める自律神経の一部)も上がり、さらに眠れなくなるという悪循環が起こるのです。
月経前の眠気もホルモンバランスの崩れが原因
PMSの時期に寝つきが悪くなる理由は、以下のリンク先の記事で紹介されています。
「PMSがある方は、副腎が乱れていたり、卵巣がうまく働いていなかったりします。プロゲステロン(月経前に出るホルモン)は妊娠を維持するホルモンなので、活動的というよりも休息モードになりやすいのは確かですが、本当に動きたくない方は、何かしらホルモンのバランスを崩していると思います」
女性ホルモンと睡眠には、切っても切り離せない深い関係性があるのです。
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ライター:沢田聡子
監修:森田真理/Mari鍼灸Salonオーナー
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