思ったことをきちんと口にしている? 思いを言葉しないと体に悪い理由とは?
YOLO 編集部
- 2023年06月12日
言葉にしないと体を悪くするカラクリ
臨床心理士によると、人の思いを言葉にしないと、それが体に悪さをしていくことになりかねないと言います。
例えば、言葉にできない・聞いてもらえないことが続くと、話してもしょうがないとなり、言葉を使わなくなります。でも、それはストレスとして残り、体のクセとして出て不調を引き起こします。そして、その不調も放っておくと、そこから病気になってしまい、それも放っておくと慢性の病になったり、重篤な心の病気になったりしてしまいます。
つまり、何ごとも言葉にすることで、大きなストレスにすることを防ぐことができるのです。
どうやって話すのか、言葉選び
でも、これって本当に言っていいのかな、って時も多いですよね。言ってしまうと、相手にも自分の心にもダメージを与えてしまうようなこと。そんな時、どうしたらいいのでしょうか。
一つは、相手を批判しないことが大事です。批判するということは、どこかに判断基準がありますが、その基準はあくまでもあなたの考えたこと。それが社会一般だと言っても、その角度によって捉え方は人それぞれかもしれません。だから、あくまでもあなたの指針で考えて断罪してはいけません。
もう一つは、相手を敵にしないこと。ぶつかり合ってしまうと、ものごとが先に進みません。それに感情が伴ってきてしまって、偏った見方になったり、嫌な言葉を吐いてしまったりします。どんな立場であっても、相手と調和することを考えながら話しましょう。これは妥協するということではなくて、相手を追い詰めないということです。北風と太陽なら、太陽になって決して北風にならないということ。
最後は、きちんと聞くことです。相手の話の言葉尻を取って、自分の話にしてしまったり、最後まで聞かずに反対意見を言ったりするのは、大NGです。呼吸を合わせ、話すスピードが速すぎて興奮しているなら、少しゆっくり話し、相手の話を最後までしっかりと聞きましょう。よく聞いていると、その人の話のどこにポイントがあるのかわかってきますよ。あなたが何かを言うのは、それを見極めてからで遅くありません。
思ったことをきちんと口にする、練習するなら、朝から起こったことを口にしたり、日記に書いたりして、そこに湧いてきた感情も書き添えるという練習をしてみましょう。自分の感情を見つめること、感覚を動かすこと、言葉にすることなどが一度にできるようになります。そして、コミュニケーションでも、状況を話すだけでなく、あなたの感情もしっかりと入れながら表現してみて下さいね。それによって、健全な心と体の元を作っていくことができるようになっていくでしょう。
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- Credit :
- ライター:大嶋朋子
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