暑すぎと冷えすぎで自律神経が乱れている人におすすめ!自律神経を整える3つの方法
YOLO 編集部
- 2023年07月21日
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自律神経が乱れている人が多い今夏
35度を上回る気温と高い湿度。日本の夏は高温多湿とは知っていても、こう連日だと体がついていきません。今年は特にエアコンに頼って生活しているので、室内外の温度差・湿度差が大きく、自律神経が乱れ、調子が悪い人も多いかもしれません。夏風邪を引いたという人も、例年より多いですよね。
自律神経は、活動をつかさどる交感神経とリラックスをつかさどる副交感神経の二つがあり、この二つに交互にスイッチが入ることで、心身のバランスが取れるようになっています。そのため、スイッチがうまく切り替わらないと、バランスが崩れ、それによってさまざまな不調が引き起こされてしまうのです。
そして、生活時間や食事、パソコンやスマホなどとの関係などから、現代人は交感神経優位になりがち。しかも、今年は環境からの負担が大きいため、体は常に緊張状態になってしまい、冷たく硬くなって疲労が抜けません。だから、意識的に心身をリラックスさせる必要があるのです。
自律神経を整えるためのアレコレ
呼吸法
呼吸は自律神経を意思でコントロールできる、唯一の器官。だから、呼吸を意識的に行うことは、自律神経を整えるために、一番的確で行いやすい方法なのです。吸う息(吸気)が交感神経、吐く息(呼気)が副交感神経とつながっています。現代人は交感神経優位に傾きがちなので、副交感神経とのバランスを取るために、ゆっくり息を吐いていくのがポイントです。
- 楽な姿勢でイスに浅めに腰かける。軽く背筋を伸ばす。
- 親指で右の鼻の穴をふさぎ、左の穴から息を吸う。
- 吸い切ったら、親指と薬指、両方の鼻の穴をふさぐ。
- 親指を離し、右の鼻の穴からゆっくりと息を吐き出す。吐き切ったら、2〜4を繰り返す。
- 心身が落ち着いてくるまで続ける。
足湯
深めの洗面器か足湯専用の桶を用いるなどして、ヒザから下を温めます。お湯の温度は42度〜45度程度。好みによってアロマオイルなどを入れてもいいです。15分〜20分ほど脚を入れておきます。時間が経過するにつれてお湯の温度がどんどん下がるので、温度が下がってきたら差し湯をしましょう。これをルーティーンにしていきます。足先などが冷えやすい末端を温めれば血流が促され、全身の循環もよくなって、自律神経のバランスも安定していきます。
CAT&COWのポーズ
背骨をなめらかに動かして全身の緊張を取り、心身がリラックスしていくポーズを行いましょう。これにより、交感神経に偏りがちな自律神経のバランスを整えます。
- 両手両ヒザを床に着く。
- 息を吸いながら、ゆっくりとお尻を突き上げ、背骨を長くして胸を反り、ノドを伸ばして、斜め上を見る。
- 息を吐きながら、ゆっくりとお尻を丸め、背骨を丸くして、頭を両腕の中に入れるようにして、へそを見る。息を吐き切ったら1に戻る。
- 2と3をゆっくりと、気持ちいいだけ繰り返す。
自律神経の乱れは、あちこちに影響します。気候が極端に振れている時は、体を壊しやすいので、行いやすい方法を取り入れて、自分の健康を自分で守りましょう。
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ライター:三上あずさ
出典:『YOLO.style』Vol.2/『最新版 ヨガのポーズが丸ごとわかる本』
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