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ひどい肌荒れを根本から治す!皮膚科医が教える美肌対策

肌のお手入れをしているのに、体の健康に気をつかっているのに、肌荒れがなかなか良くならない……といったお悩みはありませんか。そんな時は自分の肌をよりよく知って、肌に合った対処法を見つけることが大切です。

今回は、それぞれの肌質に合わせた対処法や、肌荒れ体質を根本的に改善する方法などについて、皮膚科医の金城 里美先生に聞きました。

食事には気をつかっているのにどうして肌が荒れるの?

肌荒れのお悩みを持っている人は多いと思いますが、その原因はさまざま。肌質や生活習慣、スキンケアの仕方などによっても異なりますので、ご自身の肌に合わせた改善方法を見つけることが大切です。

肌荒れの主な原因としては、以下の三つです。

①肌の乾燥

肌の水分が少なくなって、肌がかさつく状態。肌が乾燥した状態が続くと肌のバリア機能が弱くなるため、次に述べるようなニキビ、湿疹ができやすくなります。

②ニキビ

毛穴に感染を伴った炎症が起こる状態。毛穴の中に、赤く、時に膿を含んだぶつぶつができます。ニキビのできやすさには個人差がありますが、それに加えて、ホルモンバランスやストレス、疲れ、生活習慣の乱れなども関わっていることが多いです。最近はマスクの影響でニキビが悪化するケースも。

③湿疹、かぶれ、あせも

肌全体にかゆみを伴う赤み、ぶつぶつが起こる状態。化粧品など、特定のものに対してのかぶれや、汗をかいたことによるあせもなどの結果として湿疹が起こっていることもあります。

肌荒れの改善方法

肌荒れを改善するには、スキンケアの工夫はもちろんのこと、食事や睡眠など、生活習慣の見直しも大切です。それでも改善しない場合は、皮膚科で適切な治療を受けることも効果的です。

以下で詳しくお伝えいたします。

セルフケア時の注意点と肌質別おすすめスキンケア方法

どのような肌質でも共通して必要な注意点をお伝えします。

こすらない

お化粧や洗顔、タオルでふき取る際など、習慣でこすってしまうことがあります。肌は摩擦に弱いため、こすることが繰り返されると色素沈着の原因になりますし、皮膚のバリアが弱くなり肌荒れの原因になります。

やさしく洗顔する

手で圧力をかけず泡で洗顔することがおすすめです。

次に、肌質ごとのおすすめスキンケア方法をお伝えします。

乾燥肌

保湿剤でしっかり保湿しましょう。保湿剤には化粧水のような水性のものから、軟膏のような油性のものまでさまざまです。それらを乾燥度に合わせて使い分けましょう。
乾燥が強い場合は保湿効果の高い油性の保湿剤を選びます。水性の保湿剤と油性の保湿剤を重ねて使うのも◎。また、冬と夏とでは乾燥度が異なりますので、季節に合わせた使い分けもおすすめです。

ニキビ肌

ニキビのできやすい部位には、油性の保湿剤などは避けたほうが良いでしょう。また、基礎化粧品、化粧品には、「ノンコメドジェニック(ニキビができにくいことが証明された製品)」と表示のある製品が販売されています。ニキビにお悩みの方は、こうした製品を試してみるのも良いですよ。また、できてしまったニキビについては、皮膚科でしっかり治療しましょう。

規則正しくバランスの良い食事で美肌を育てる

食事については、以下の三つを意識しましょう。

・決まった時間に食事を摂ること
・適度な量の食事を摂ること
・バランスの良い食事を摂ること

特に肌の細胞を作るタンパク質、肌の代謝に関わるビタミンC、皮脂分泌に関わるビタミンB群などを摂ることを心がけましょう。

良質で適度な量の睡眠が美肌には必要

睡眠の量や質は、肌にとって非常に重要です。睡眠の量や質が不十分だと、疲れ、ホルモンバランスの乱れを招き、肌荒れにつながります。

まずは決まった時間に睡眠をとることが重要です。体のストレスとリラックスの調節には、自律神経が関わっています。自律神経のうち、リラックスしている時に有意になる副交感神経は、22時から2時の時間帯に特に活発になるといわれています。そのため、夜更かしは避けて、22時から2時の時間帯は睡眠をとることをおすすめします。

また、必要な睡眠時間には個人差がありますが、6時間を目安にとるようにしましょう。

セルフケアで肌荒れが解決しない場合は皮膚科へ!

スキンケアの工夫や、食事・睡眠など生活の改善をしても肌荒れが良くならない場合は、セルフケアだけでは肌荒れが解決しない原因も考えられます。そんな時は、皮膚科で医師に相談しましょう。

よくある症状の代表的な治療方法をご紹介します。

肌の乾燥

肌の乾燥には保湿剤が処方されることが多いです。保湿剤には化粧水、乳液、クリーム、軟膏など、さまざまなタイプがあるため、乾燥度によって、また、季節によって、適切な保湿剤を処方してもらうことができます。

ニキビ

主な治療は、以下の三つです。

  • ①ピーリング的な塗り薬(過酸化ベンゾイル、アダパレンなど)
  • ②抗生剤の飲み薬、塗り薬
  • ③漢方薬、ビタミン剤

①のピーリング的な塗り薬は、新しいニキビができにくくなる効果があると言われています。この塗り薬を継続的に塗りながら、赤み、膿が多い時には②の抗生剤の飲み薬や塗り薬を併用し、肌質や体質に合わせて③の漢方薬やビタミン剤を用いる形で治療が行われることが多いです。

ニキビの治療だけではなくよりきれいな肌を目指したい、ニキビの痕を治したい、などのご希望がある人には、自費診療としてピーリングやレーザー治療などが行われることもあります。

湿疹、かぶれ、あせも

赤み、痒みが強い部位は、症状に合わせた強さのステロイドの塗り薬が用いられることが多いです。痒みが強い場合は抗ヒスタミン薬の飲み薬も併用されることがあります。

漢方薬で肌荒れしない体質を目指す

「抗生剤は副作用が心配」「そもそもニキビができにくい体質を手に入れたい」。そんな要望に応えてくれるのが、漢方薬です。

漢方薬は、症状を抑えるために働くというより、症状を引き起こしている原因に向かって働きます。たとえば肌荒れの場合、今ある肌荒れの解消を優先するのではなく、原因と考えられる自律神経のアンバランスや血流の滞りなどに働きかけ、根本的な原因の改善を目指します。それによって、同じ症状を繰り返さない体に変えていくのです。

また、漢方薬は、一般薬のような主に単一成分の合成薬とは異なり、多様な成分が含まれている生薬を何種類も組み合わせて作る薬です。

メリットとしては、以下の3点があります。

  1. 自然の素材がからだにやさしく働くため、一般的に副作用が少ないといわれている
  2. 一人ひとりの今の状態に合わせて生薬の組み合わせを考えるオーダーメイドな投薬のため、体質に合えば高い効果が期待できる
  3. 生薬にはたくさんの成分が含まれているので、いくつもの症状に対して、一つの漢方薬で対応できることが多い

さらに、バランスの取れた食事や運動を毎日続けるのが難しいという時でも、漢方薬なら症状や体質に合ったものを飲むだけなので、忙しいときでも無理なく続けられます。

早速試してみたいと思った人のために、肌荒れに悩む方へよく使われる漢方薬をご紹介します。

肌荒れに悩む女性におすすめの漢方薬

・桂枝茯苓丸加ヨクイニン(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん)

ニキビ、しみ、手足の荒れ(手足の湿疹・皮膚炎)、月経不順、血の道症などに用いられます。

・十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)

ニキビなど、発赤や化膿を伴う皮膚症状に用いられます。

ただ、漢方薬は、その人に最適な生薬の組み合わせでないと効果がないだけでなく、副作用がおきる場合もあります。大切なのは、自分に合った漢方薬を選ぶことです。

最近、話題になっている「あんしん漢方」では、漢方A Iを利用した「オンライン漢方相談」を行っていますので、こうした相談窓口を利用して、専門家に相談してみるとよいでしょう。お手頃価格で不調を改善したい、という方にぴったりです。

あんしん漢方

自分に合ったケアで肌荒れの改善を目指そう

肌荒れの改善には、自分の肌質を知ること、そして、自分のスキンケアや生活習慣を振り返ることがまず大切です。そこに肌荒れ解決の答えがあることが多いのです。

肌荒れをバロメーターにして、いつも自分の体を気にかけながら、焦らず少しずつ改善していくようにしましょう。

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YOLO 編集部

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フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。

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