知ればもっと楽しくなる!クラスで使うヨガのポーズの言葉
YOLO 編集部
- 2023年10月03日
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日本語でも英語でもない聞きなれない言葉
ヨガクラスで飛び交う言葉に日本語でも英語でもない、あの言葉の正体はサンスクリット語。これ、インドの古い言葉。もともと文章のための言葉であり、今はもう使われていません。でも、古い歴史があるヨガでは、ポーズの名前などに使われていて、現代でも世界中のヨガクラスで、サンスクリット語は使われています。
初めての人にとっては、耳慣れない言葉すぎてポカーンですが、わからなくても先生や周りを見ればポーズは取れるので、まあ大丈夫。でも、ポーズ名を知っていたら、きっともっと楽しくなるし、自信もつきますね。
それと、ヨガのポーズって動物の名前が多いんです。だからサンスクリット語で何の動物を指しているかがわかれば、その動物になりきってみることもできますよね。
ポーズ名になっている動物の名前の由来は?
ここでは、わかりやすく動物の名前がついたポーズを紹介しましょう。
サンスクリット語で、ポーズは「アーサナ」と言います。
ここで紹介するどのポーズも基本的に「動物の名前+アーサナ」で構成されています。
ガルーダーサナ
ガルーダ+ アーサナ = ワシのポーズ
両手と両足を絡めながら腰を沈め、バランスを取るポーズ。ワシのような鋭い視線をイメージすると集中力が高まります。
ブジャンガーサナ
ブジャンガ + アーサナ = コブラのポーズ
腹ばいになり、下半身を床に押しつけたまま、手で床を押して上半身を持ち上げるポーズ。首をもたげて敵を威嚇するコブラのように、胸をグッと引き上げます。
カポーターサナ
カポータ+ アーサナ = 鳩のポーズ
お尻をつき体の前で片ヒザを曲げて横に倒し、胸を開きながら両手を頭越しに後ろに伸ばし、ヒザを曲げて持ち上げた後ろの足先を持つポーズ。鳩のように大きく胸を突き出すようにすると後屈が深まりやすくなります。
マールジャーラーサナ
マールジャーラ + アーサナ = 猫のポーズ
両手両ヒザを床に着いた状態から、背中を引き上げるように丸めたポーズ。猫のように背骨を柔らかく動かしてみましょう。
シュヴァーナーサナ
シュヴァーナ + アーサナ = 犬のポーズ
この前に「アド・ムカ」がついてアド・ムカ・シュヴァーナーサナになると下向きの犬のポーズ、「ウールドヴァ・ムカ」がつくと ウールドヴァ・ムカ・シュヴァーナーサナで上向きの犬のポーズになる。どちらも、犬をになりきってみると◎
ウシュトラーサナ
ウシュトラ + アーサナ = ラクダのポーズ
膝立ちになって両手をカカトに置き、胸を大きく開くポーズ。開いた体の表側が、ラクダの背中になるようなイメージ。
あの日本語の語源はここにあったの⁉
サンスクリット語は日本語と縁もゆかりもない遠い言葉だと思いがちですが、寿司の「シャリ」はサンスクリット語のシャリーラ(体)から、「くしゃみ」はクシュッタ(クシュがくしゃみという意味。くしゃみをした時に唱えた呪文がクシュッタだったとか)から、「旦那」はダーナ(気前よく差し出すという意味)が語源です。サンスクリット語も、意外と身近にあるものなのです。
他にも、動物の名前がついたポーズはいろいろあります。紹介した6つの動物の名前とポーズを覚えたら、少しずつ知っている名前を増やしてみてください。
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ライター:平地紘子
出展:Yogini・Vol.48/「ヨガ塾 苦手なサンスクリット語をマスターしよう」
監修:向井田みお(ヨガ瞑想、哲学指導者)
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