今あるエネルギーでやりきるための合言葉は【パンダ】!!
YOLO 編集部
- 2024年04月16日
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エネルギーを高めて日常に活かす
健康維持や美容のためのダイエットなどで、負荷の大きいワークアウトをしたり、柔軟性を高めるヨガや、筋肉を増強するため筋トレメニューなどをこなしている人。引き締まってきた体つきや、体の軽さで効果を実感している人も多いでしょう。また、これからトレーニングを始めようと思っている人も、ちょっと気にしてほしいのが、エネルギーのこと。
そもそもエネルギーって?
車が走るためのガソリンや電気をエネルギーと言いますよね。私達の体も同じように、ものごとを動かす際の動力だったり、活動する際の体内に保持している活力や気力のことを、エネルギーと言います。
また、初めてのことにトライする最初の一歩に必要な「勇気」や、コツコツと努力を積み重ねるのもエネルギー。何かを始める時にはどちらも必要ですね。
逆にエネルギーがない時の、体や心ってどんな感じでしょうか?これは、何をやっても続かない、疲れやすくてすぐに横になる、新しいことにチャレンジしない、いつものものごとも億劫に感じられる…などになってしまいます。思い当たる節ありますよね。
どういう時のエネルギーチャージのための休息はとても大切ですが、今あるエネルギーが抜けていかないよう保持できたら…。それは、やっぱり筋トレやワークアウト、ヨガなどをすることが効率よし。それらでエネルギーを生み出し循環させることができるんです。
エネルギーコントロール「バンダ」
バンダとは、「締める、止める」という意味の、サンスクリット語(古いインドの言葉)。この言葉が派生したのか、ネパールでは、社会の機能が完全に停止するストライキのことを、バンダと言います。
要は外部とのコンタクトを遮断し、エネルギーを漏らさないようにすることです。流派によって、クラスでも「バンダ」という言葉がよく出てくるヨガでは、プラーナ(気、エネルギー)の流れを全身に巡らせてコントロールする方法と言われています。
バンダは、無理強いをせずに自然と行えるようになるのが理想で、代表的な体内のバンダは3カ所あります。
1:ムーラーバンダ=会陰
会陰部を引き上げるようにします。体の下部にかかる空気圧エネルギーを止める作用をします。
2:ウディーヤナバンダ=みぞおち
腹部を凹ませて、腹筋が背骨に触れるほど、内部に入れ込みます。飛躍というサンスクリット語の意味通り、エネルギーが上がりはじめる。
3:ジャーランダラバンダ=ノド
喉仏の裏側あたりから首を曲げ、アゴを締めるように強く胸部へ置きます(引きます)。ノドにかかるエネルギーを感じながらリラックスできるのが理想。
「バンダ」の練習のしかた
動く時には、この3カ所バンダを同時に行いましょう。3カ所のバンダを同時に行うことを、マハーバンダ(トリバンダ)と言います。
1:息を吸いムーラーバンダをする。
2:その後ジャーランダバンダを行い、続いてウディヤナバンダを行い、4秒ほど息を止め続ける。
3:ジャーランダラバンダをやめ、息を吐く(約8秒)。
4:吐き切ったら、再びジャーランダラバンダとウディヤーナーバンダで息を止める(約8〜16秒)。
5:すべてのバンダを解いて息を吸う。
1サイクルを覚える時は、心身をリラックスさせて行いましょう。波のようなリズムをつかむことができるようになります。大いなる海のようなエネルギーが押しよせ、広がっていくのを感じるでしょう。
これに慣れてくると、疲れる前にエネルギーを補充できます。でも、もちろん、休息をきちんと取ることが前提ですよ!
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ライター:安藤けいこ
呼吸法ヨガセラピー実践、指導者。ヨガ歴17年、ヨガ指導歴12年。絵描き、元JSBA公認プロスノーボーダー。南米ペルーのセラピー施設でヨガ指導担当。2014年日本帰国。神奈川県逗子市在住
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