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誰もが持っているハンドパワー?自分でできる二つのお手当方法

手のひらで患部を温めて「愛」を送る

もうすぐバレンタインデー。おしゃれで高級なチョコレートもスイーツもプレゼントも、選びきれないほどに街中にあふれているけど、今年は、体も心も癒され、愛があふれる「お手当て」のプレゼントはどう?

お手当ては、文字通り手のひらで痛みや不調に働きかける、昔ながらの手のひら療法。子どものころ、痛いところをお母さんに優しくさすってもらうと安心して痛みが落ち着いたり、生理痛がひどい時カレに手を置いてもらうと温まってつらさが和らいだりした経験、あるのではないでしょうか。

このお手当をセラピーにした「和の頭蓋仙骨療法/クラニオセイクラルセラピー」は、相手に手のひらで優しく触れることで、体のひずみやこわばりを解き放ち、脳脊髄液の流れを整えながら自然治癒力を高める方法です。

実は、その実際の効果以上に大きいのが、愛や相手を思う気持ちがこもった手の温もりが、肉体だけでなく、心にもひしひしと伝わること。心に届いたぬくもりは、安心感や癒され感、幸福感、そして自己肯定感などを引き出し、活力や優しい気持ちをあふれさせてくれるのです。

手を置いたところが緩んだら終了

手のひらと相手を思う気持ちさえあれば、誰にでもできます。最初は手を触れた部分が硬く、冷たいキンとした感触があったとしても、手を当てているうちに、少しずつ温かくなり当てたところが緩んできます。そして、緩んだから、お手当完了の合図。

セルフケアもできるので、まずは自分でこの二つを試してみよう。

【お腹と背中を挟むお手当て】

お腹に置く手は、おへそから少し下の「丹田」、または「みぞおち」に。背中の手は骨盤の後ろ側の「仙骨」のあたりや、腰のあたりに置きます。

みぞおちを前後から優しく温めてあげると、飲み会や接待続きで疲れているカレの肝臓を癒し、胃もたれを緩和してあげることができます。丹田は、お腹を下しやすい人や便秘の人、そして生理痛の緩和に効果的。どちらも体の芯から緩んでいくので、そのまま眠りに落ちてしまいそうな、深いリラックス効果も実感できます。

【耳に触るお手当て】

緊張性の頭痛を抱えている人には、耳を触って頭蓋骨を緩める方法がおすすめ。

指の形がCの字になるように曲げ、人さし指は耳の穴、親指は耳の後ろ側の耳たぶのつけ根に置きます。

しばらくして、皮膚が軟らかく感じたり、脈の動きを強く感じられるようになったら終了。頭痛が和らいでいくはずです。自分でやる時には、指と耳の皮膚をよくなじませて、人さし指の腹を下に向けながら、心地のよい角度を探ってみましょう。

二つのやり方を紹介しましたが、お腹や背中を挟み込むお手当ては、ヒザやふくらはぎ、足首など気になる場所は、どこにでもできます。片側を自分の手、反対側をカレの手にして、お互いの温もりを合わせるように包み込んでみるのもいいかもしれません。

ポイントは、難しく考えたり相手を治そうと思ったりせず、ただ、相手を思いながら手のひらで感じること。優しい触れ合いで、幸せな時間を過ごしてくださいね!

ライター:平地紘子
出典:『Yogini』vol45/「毎日の暮らしに生かすヨガの知恵! 地に足を着けるための五感トレーニング」
監修:いだまさみ(お手当人。お手当サロン「Relax Room Smilest」主宰)

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YOLO 編集部

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フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。

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