体の不調は感情のせいかも? 自分の気持ち次第でストレスも活用できる!
YOLO 編集部
- 2020年10月19日
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感情が揺れすぎると、体へガツンと影響
誰もが少なからず持っている「ストレス」。世の中では、なぜストレスがいつも悪者扱いされているのでしょうか?東洋医学では、心と体は密接な関係にあるといわれ、七情というそれぞれの感情が特定の臓器を痛めると説いています。
【感情と臓器の関係=七情】
「怒り→肝」「喜び→心」「思い→脾」「憂い→肺」
「悲しみ→肺」「恐れ→腎」「驚き→腎」
怒っていると気が上がって肝を患い、悲しみや憂いは呼吸が浅くなることで肺を患い、恐れや驚きは腎を患い、思い詰めると胃や脾を患うなど、感情が特定の五臓(六腑)を痛めるとされています。どの感情も人として自然な反応なのですが、度をすぎると体へ悪影響を及ぼしてしまう、という意味なのです。
自分の捉え方で意味は変わっていく
体に対して刺激となるものを「ストレッサー」といい、そのストレッサーが作り出す体の歪みを「ストレス」と言います。ストレスを感じさせる種である「ストレッサー」には暑さや寒さ、騒音など環境による物理的なもの、薬物などの科学的なもの、病気や炎症、カビなどの生理的なもの、人間関係からくる七情や不安、喪失感など心理的なものの四つが挙げられます。
でも、もちろん、いい刺激になるようなストレスもあります。それらは「○○のために頑張ろう」といった目標になるようなもの。これはなくなると、逆に前に進めなくなってしまったりしますよね。ポイントは捉え方なんです。本人次第でよくも悪くもなります。過剰な負担をかけたり、自分の考え方でマイナス面ばかりを見たりすると、自分を追い込んでしまいます。
ストレスは人生にほどよいスパイスを与えてくれるもの。大切なのは、いかに自分の一部として受け入れ味方にできるか。
人間は何かしらのストレスと一生、つき合っていくのだと思われます。自分に合った方法で、上手につき合っていきたいものですね。
ライター:幸 雅子
出典:『Yogini』vol.29 「理想の体をヨガで手に入れる」
監修:内田かつのり(ヨガ解剖学講師、鍼灸師。複数のヨガのTTCを終了。ヨガ解剖学集中講義やTTを行っている)
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