食べすぎで消化しきれない? スパイスで対策する方法
YOLO 編集部
- 2018年01月18日
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冬は思いっ切り食べていい!?
インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」の考えでは初冬を一年のうちで「月の力」が一番強く、水の性質を持つ体の元気組織である”オージャス”が満ちあふれる時期と考えます。加えて「消化の火」も体内で燃え盛るため、どんなものを食べてもいい時期としています。
逆に、食べることを減らすと、強くなっている消化の火が体を燃やして(壊して)、冷えの原因になってしまうとも。おつき合いが増える冬、食べすぎはもちろん、太るからと食べないことも、かえって消化不良を起こす原因になってしまうというわけ。
消化不良にはヒングと8種類のスパイス
消化不良の人におすすめは「ヒングアシュタカ・チュールナ」。これはヒングとというスパイスと、その他の8種類のスパイスの粉末のこと。消化不良や消化の代表的なサポーターです。日本では、ほとんどの人がその香りから「カレー?」と思うようですが、スパイスを混ぜたもの。
8種類のスパイスのうち7種類は、日本でも、専門店や通販などで、手に入るので試してみてください。ヒング、コショウ、長コショウ、ショウガ、アジョワン、クミン、岩塩の7種類。長コショウは沖縄物産店などで見つかるヒバーチです。
この各粉を混ぜるのですが、ホールのスパイスから使う時は乾煎りしてからつぶしましょう。これらを丁寧に混ぜ、食後にスプーン4分の1ほどを取るといいでしょう。
冷え性には消化を促すドリンク
冷え性はストレスから始まるケースが多いです。対策としては消化を促す飲み物を。冷えや詰まりを取り、風邪の予防には熱い湯やハチミツにシナモン、カルダモン、クミン、ショウガ、コショウ、グローブ、アジョワンを加えるのがおすすめです。
非加熱のハチミツにショウガを入れてなめると、血液や体液の詰まりが取れるだけでなく、相乗効果で体も温まります。ぜひ、お試しを。
舌苔が出てたら、食事量を控える
何を食べてもいいといっても、連日連夜の宴会で食べすぎた時は、舌苔がベッタリになるはず。それを自覚したら、粗食に変えましょう。食べすぎには、アーユルヴェーダの場合も、お粥がオススメ。胃に優しい食事をして、ゆっくり消化力を回復しましょう。
ライター:幸雅子
出典:『Yogini』vol.30/アーユルヴェーダクリニック
監修:小峰博生(インド・グジャラートアーユルヴェーダ大学卒業。アーユルヴェーダ医資格BAMSを取得、同地にて医師登録。日本アーユルヴェーダ研究所理事。)
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