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知っているともっと「いい体」を作れる。トレ女のための筋肉のいい話

姿勢や動きを安定させる筋膜

「筋膜リリース」なる言葉があったりして、知ってはいる筋膜という言葉。何を指しているのでしょうか?筋膜とは、筋肉や内臓を包む膜の総称です。

トム・マイヤーズによる「アナトミートレイン」という理論では、体中で複合的につながっている筋肉・筋膜によって、姿勢や動きの安定が得られていると解きます。

筋膜には12本のラインがあって、体を縦横につなぎ、体の動きを作り出しています。また、ぎっくり腰の原因の一つは、この筋膜のひきつれが挙げられます。

筋肉の張力と筋膜がエネルギーを整える

私達の体の骨組みはまさに骨ですが、筋肉がその張力によってバランスを取っています。例えば、関節に歪みが生じている場合、ほとんどは骨が歪んでいるわけではありません。関節の動きのバランスと、筋肉のバランスが崩れているのです。

筋肉は表層・中層・深層の三つの層になっていて、骨を動かすことで、これらのバランスを取っています。つまり、関節が上手に使えていれば、筋肉のバランスが取れ、複数の筋肉を包むような存在の筋膜内のエネルギーも、自ずと整うということになります。

筋膜内に感情の詰まりが

筋膜は、東洋医学でいう経絡(気の通り道)とも似ていて、やはりエネルギーの通り道と考えられています。そのため、筋膜をマッサージし、こわばりを取ることで、筋膜の中で滞っていた感情があふれ出すことがあります。普段なら人には話さないことを、マッサージしてくれたセラピストに打ち明けた経験がある人もいるかもしれません。

拮抗筋への意識で体は動き出す

動作を主導する筋肉を主動筋、これと反対の作用をする筋肉を拮抗筋と言いますが、体を思い通りに動かす方法の一つに、拮抗筋を意識するというやり方があります。

例えば前屈しようとすると、それに伴って伸びる筋肉に意識が向きがちです。しかし、伸びる筋肉とセットになって縮む筋肉があるはず。体を動かす時には、この拮抗筋を意識するとパフォーマンスが上がります。エネルギーを増大させるためにも、屈筋と伸筋を意識し、その伸縮のバランスを整えることがコツなのです。

「痛気持ちいい」は「痛い」の仲間

筋肉はリラックスした時の軟らかい状態と、力の入った時の硬い状態の幅が広い、つまり可変性が高いほどよいとされています。しかし、気をつけたいのが「痛気持ちいい」という感覚。「痛気持ちいい」時は軽微な肉離れを起こしている可能性も。「痛気持ちいい」は「痛い」の仲間です。ついつい自分を追い込んでしまう人は、自分の筋肉の声に耳を傾けるようにしましょう。

トレーニングをする時、自分の体についての知識を持っていると、よりパフォーマンスを上げることができます。今年は自分の体を内観しながら動いてみませんか?

ライター:幸雅子
出典:『Yogini』vol.53
監修:長谷川智/筑波大学大学院修了。羽黒派古修験道先達二十度位。桐朋学園大学、一橋大学講師(古武術、東洋体育等)。

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YOLO 編集部

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