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手のひらを返すだけ!?今よりももっと質のいい呼吸ができるようになる方法

初代「ミス・ヨガ」である沖知子さんのモットーは「健康第一、一生笑顔」。ヨガスタジオだけでなくオフィスにもヨガを広げている知子さんに、きれいで健やかになれるヨガ・呼吸について聞いています。今回は「手のひらの向きを変えれば、呼吸が変わる!」というお話です。

肩が内側に入ると、呼吸は浅くなる

オフィスに出向いて、ビジネスパーソンに呼吸法を教えている知子さん。働いている女性の呼吸は、やっぱり浅いですか?

「みなさん、浅いですね。特に私はオフィスワーカーを教えるので、本当に浅いです。呼吸は姿勢を変えるだけで入りやすくなるんですけど、みなさんパソコン作業をするので、肩が内側に入ってしまっている状態なんですね。体験クラスでは、手の甲を上にした状態で体の横につけてひと息吸う呼吸と、手のひらを上にして吸う呼吸をやってみて『呼吸が入りやすいのはどちらですか?』って聞いてみたりします」

手のひらを上にして吸うほうが、たくさん空気が入ってくる感じがします。

「手のひらを外側に向けることで、胸が開いて、その結果肩甲骨がいい位置に来て、呼吸が入りやすくなるんです。オフィスでは常に座っていて、肩が内側に入っている状態なので、みなさん呼吸が浅いんです」

呼吸が浅いと脳が酸素不足になり、いい仕事ができない、という話は前に聞きました。パソコンに向かって仕事している時も、時々手のひらを外側に向けて深呼吸してみると、能率がよくなるかもしれませんね。

声の長さが呼吸の長さ

また、知子さんのクラスでは、声で呼吸を確認することもよく行います。

「どれだけ息を吐いているのかを知るために、初めに“あー”って声を出してもらうんですよね。そうすると、呼吸の長さが教える私にもわかるし、教わる生徒さんにもわかりやすいんです。たまにすごく長く声が続く人もいますけど(笑)、だいたいの場合は、声がすぐ途切れて出なくなる。やはり呼吸が浅いな、というのは感じますね」

自分の呼吸の状態を実感することが、よりよい呼吸に変えていく第一歩になります。逆に言えば、声が長めに出るように意識していけば、自然と吐く息が長くなっていきます。この方法は呼吸法をするより簡単なので、試してみてください。

普段意識していない呼吸ですが、ちょっとした工夫でたくさん吸ったり吐いたりできるようになります。呼吸がよくなれば、生活の質も上がっていきますよ!

ライター:沢田聡子
監修:沖知子/2016年Miss WORLD JAPANファイナリスト、初代「ミス・ヨガ」を受賞。2017年から株式会社ブレストラン・代表取締役として、呼吸の大切さを伝えている

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YOLO 編集部

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フィットネス、スポーツ、ヘルスケア、食、旅などをテーマに、毎日を楽しく前向きに生きるためのコンテンツをお届けします。

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